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ドル・円は上げ渋りか、米刺激策を好感も大幅利下げ観測が下押し

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は上げ渋りか、米刺激策を好感も大幅利下げ観測が下押し」

11日の欧米外為市場では、ドル・円は上げ渋る展開を予想する。米トランプ政権による景気刺激策に失望する可能性もあるが、好感されればドルの買い戻しにつながる見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測がドルを下押ししそうだ。

新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響を抑えようと、トランプ政権は減税措置や中小企業支援などを柱とする対応策をまとめた。ただ、議会との調整は難航する見通しで、前日からの期待は後退。また、トランプ大統領が記者会見しなかったことで、刺激策の内容自体に懐疑的な見方が広がった。本日は時間外取引の米株式先物の軟調地合いを受け、日経平均株価などアジア株は全面安となっている。また、リスク回避的な円買いが主要通貨を押し下げ、ドル・円は105円半ばから1円半程度弱含む場面もあった。

この後の海外市場でも刺激策を見極める展開となりそうだ。「大規模な救済措置」(トランプ大統領)にならないと市場に判断されれば前日持ち直した株価や長期金利が再び大きく下げ、まとまったドル売り・円買いを招きやすい。一方で、ある程度好感されれば、市場心理の悪化を弱めよう。その際には足元の円買いは巻き戻され、主要通貨を押し上げる公算。とはいえ、今晩発表のインフレ指標は伸びが鈍化すると予想され、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ観測は残る。ドル・円は上昇に振れても、利益確定売りに押される展開となりそうだ。

通貨別分析

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