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ドル・円は伸び悩みか、米中貿易協議の進展に根強い懸念

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米中貿易協議の進展に根強い懸念」

9月2日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国市場がレーバーデーに伴う休場で、薄商いとなる見通し。短期的なリスク要因の後退で円売りに振れやすいものの、米中貿易協議の進展には慎重な見方が多く、ドル買いは限定的となりそうだ。

2日午前に発表された中国の8月財新製造業PMIは50.4となり、経済活動の拡大と縮小の境目である50を3カ月ぶりに回復した。それを受け上海総合指数が堅調な値動きとなり、クロス円はややリスク選好的な円売りの方向に振れた。足元の中国経済指標には弱さが目立っていたため、目先発表される財新サービス業PMIや消費者物価指数などを見極める必要はあるだろう。ただ、製造業の景況感の改善で同国経済の減速懸念は一服し、ドル・円はこの後の海外市場で底堅く推移しそうだ。

市場参加者は前週に引き続き、今月中に米国で開催予定の米中通商協議の行方に注目する。ただ、米トランプ政権は1日、対中制裁関税「第4弾」の一部を発動し、中国側も対米報復関税に踏み切った。表面上、両国は摩擦解消に向け歩み寄りの姿勢を見せているが、実質的な対立は継続し根強い先行きへの警戒が円売りを抑制する。一方、8月30日に発表された米7月コアPCE価格指数が想定通りの底堅い内容となったが、米中対立の長期化は避けられない。そのため、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ継続の思惑から積極的なドル買いは入りづらいとみる。

通貨別分析

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