読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

来週の為替予想(米ドル/円)ドル円下がりにくい『有事のドル買い』剥落しても原油高が支えか ハロンズ FX 2026/4/11 #外為ドキッ

 

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2026年4月10日 16時00分

 

来週のドル円相場は、停戦協議が進展して「有事のドル買い」が後退しても、原油高が続き底堅い展開が続く可能性があります。

ドル円、波乱含みも159円台回復

ドル円は週明け、底堅く推移して160.027円まで上昇しました。その後、米国の対イラン軍事作戦の開始期限が迫る中、米国とイランが2週間の停戦で合意したと伝わると、原油高・ドル高の流れが巻き戻され、ドル円は157.887円まで下落しました。しかし、ニュースが伝わった日の夜には、レバノン情勢の悪化で停戦の持続性に疑問が強まり、ホルムズ海峡の正常化遅れも意識されたことで、原油価格の反発とともにドル円は159円台を回復しました。市場はイラン関連のニュースに振り回される展開となった一方で、ニュースフローの割にドル円のレベル感自体は大きく変わらず、見極めにくい展開でした。

(各レート水準は執筆時点のもの)

ドル円の上値抑制要因:日銀の観測報道にも注意

来週のドル円相場は、中東情勢の推移と米インフレ指標をめぐる金融政策観測が交錯し、方向感をつかみにくい神経質な展開が予想されます。特に、4月10日〜11日に予定されている米国とイランの協議は、ホルムズ海峡の封鎖状況が改善に向かうかどうかを左右する重要局面であり、週明けの相場に直接影響を及ぼす可能性が高まっています。

停戦が順調に履行され、原油価格が落ち着いて地政学リスクが後退すれば、有事のドル買いが巻き戻され、ドル円は157円台を試す展開も視野に入ります。一方、協議が決裂したり、散発的な衝突が再燃したりすれば、原油高・ドル高が再び進行し、ドル円は160円台を上抜ける可能性があります。ただし、この場合は株価急落や日本当局による為替介入への警戒感が強まり、値動きが荒くなるリスクも意識されます。

経済指標面では、来週は米国の大型指標が少なく、14日の卸売物価指数(PPI)と15日の地区連銀経済報告(ベージュブック)が相対的に注目されます。直前のCPIではインフレの粘着性はそれほど意識されませんでしたが、企業コストや地域経済の評価がタカ派寄りとなれば、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ観測が後退し、ドルの下支え要因となりそうです。また、4月末の日銀会合が近づき、追加利上げに関する観測報道が出やすい時期に入っているだけに、関連ニュースにも注意が必要です。

ドル円テクニカル分析と戦略:10日線の攻防

ドル円は100日移動平均線が右肩上がりで、中長期的な上昇トレンドにあります。また、RSI(54.0)に過熱感はなく、買い優勢の中で緩やかな上昇、あるいはもみ合い局面にあると推測されます。ただ、10日移動平均線が右肩下がりとなり上値を抑制している点は気になります。まずはここを明確に上抜けできるかどうかが、もう一段上昇へのカギとなりそうです。

売買戦略としては、160.46円(3月30日高値)からのレジスタンスラインが推移する159.80円付近を突破して160円台に乗せたことを確認してから、買い上がる戦略を想定しています。利益確定のターゲットは161.50円に設定します。万が一、10日線に上値を抑えられて、157.00円を割り込んだ場合は、短期的な上昇の勢いが弱まったと判断し、速やかに損切りを行う方針です。

【ドル円チャート 日足】

ドル円日足/10日・100日移動平均線/RSI(14日) 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

ドル円日足/10日・100日移動平均線/RSI(14日) 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:USD/JPY:156.500-161.500

2026年4月13日~4月17日の重要経済指標・イベントスケジュール

4/13(月)

  • 15:15 日本 植田和男日銀総裁、発言
  • 23:00 アメリカ 3月中古住宅販売件数

4/14(火)

  • 8:01 イギリス 3月英小売連合(BRC)小売売上高調査
  • 21:30 アメリカ 3月卸売物価指数(PPI)
  • 25:00 イギリス ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
  • 25:15 アメリカ シカゴ連銀総裁、発言
  • 26:00 アメリカ フィラデルフィア連銀総裁、発言
  • 30:00 ユーロ ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言

4/15(水)

  • 18:00 ユーロ 2月鉱工業生産
  • 21:30 アメリカ 4月ニューヨーク連銀製造業景気指数
  • 21:30 アメリカ 3月輸入物価指数
  • 24:50 イギリス ベイリー英中銀(BOE)総裁、発言
  • 26:45 アメリカ ボウマンFRB銀行監督担当副議長、発言
  • 27:00 アメリカ 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

4/16(木)

  • 8:50 日本 対外対内証券売買契約等の状況
  • 15:00 イギリス 2月月次国内総生産(GDP)
  • 15:00 イギリス 2月鉱工業生産
  • 15:00 イギリス 2月製造業生産指数
  • 15:00 イギリス 2月貿易収支
  • 18:00 ユーロ 3月消費者物価指数(HICP、改定値)
  • 21:30 アメリカ 4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
  • 21:30 アメリカ 新規失業保険申請件数
  • 21:30 アメリカ 失業保険継続受給者数
  • 21:35 アメリカ NY連銀総裁、発言

4/17(金)

  • 18:00 ユーロ 2月貿易収支

外為どっとコム「経済指標カレンダー」


一言コメント

サッカー日本代表がイングランドに勝利する日が来るとは、そろそろ表彰台も...期待しちゃいます。

 
株式会社外為どっとコム総合研究所
小野 直人
株式会社DZHフィナンシャルリサーチでの情報配信業務、上田ハーロー株式会社での調査・市場部門を経て、2021年より外為どっとコム総合研究所へ参画。ニュースベンダーとFX会社で培った「情報の目利き力」と「市場実務の経験」を武器に、個人投資家へ有益な情報を発信している。ドル円などの主要通貨に加え、トルコリラ・メキシコペソなどの新興国通貨、日経平均・NYダウといった株価指数(CFD)まで、幅広い金融商品の分析を得意とするマーケットアナリスト。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。