
メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。
作成日時 :2026年6月12日15時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
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南アフリカランド/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照
先週の南アフリカランド/円は持ち直しの展開
前週末に中東情勢が再び緊迫化したことから、8日には一時9.615円前後まで下落しましたが、イランがイスラエルへの攻撃を終了したと発表したことなどから9.729円前後まで反発しました。9日も最終的には上げ幅を縮小したものの、一時9.763円前後まで続伸するなど堅調を維持。10日は米国とイランが攻撃と報復を繰り返す中で伸び悩みましたが、11日にはトランプ米大統領がイランとの停戦合意が近いとの考えを示したことからリスクオンの動きが強まる中で9.847円前後まで上値を伸ばしました。12日の15時時点では9.819円前後で取引されています。この間、南アフリカでは9日に1-3月期国内総生産(GDP)が発表され、前期比+0.5%と市場予想(+0.4%)を上回りました。また、11日に発表された1-3月期経常収支は1910億ランドの黒字でした(予想:820億ランドの黒字)。
今週の南アフリカランド/円の注目ポイントは5月CPI
17日に南アフリカ5月消費者物価指数(CPI)が発表されます。市場予想は前年比+4.7%となっており、2024年6月以来の高い伸びになる見通しです。予想通りなら南ア中銀のインフレ目標(3~6%)の中間値を上回ることになります。中銀は5月会合で約3年ぶりに利上げを行ない、政策金利を6.75%から7.00%に引き上げました。その上で、今年のインフレ率の見通しを4.4%に上方修正(従来3.7%)。中東危機の早期終結期待は薄れたとして、石油価格の予想を引き上げたことも明かしています。こうした中、17日の5月CPIの伸びが予想を上回るようだと追加利上げ観測が高まるでしょう。中東情勢にも左右されそうですが、今年2月に付けた2015年7月以来の高値である9.885円前後の更新も視野に入りそうです。
南アフリカランド/円の見通し
予想レンジ
9.700円-9.925円
基調
底堅い
今週の注目ポイント
☆6/17 南ア5月CPI
・主要国株価、国際商品価格
南アフリカランド/円(ZAR/JPY) FX為替レート・チャート
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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