
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<テクニカル分析の現状>
●週足チャート
・今週は下ヒゲ陰線を形成(底堅さを示す)
・サポート:152円付近(26週線、フィボナッチ38.2%押し水準)
・152円割れの場合、次のターゲットは149.8円付近(50%戻し、52週線)
・レジスタンス:156円付近(13週線)
・下ヒゲが長いまま終了すれば、窓埋めに向けて反発の可能性
●日足チャート
・移動平均線(10日、20日線)は下向き
・155円付近に移動平均線が集中(窓埋めエリア)
・下値は堅いが上値も重い状況
・20日線(156.50円付近)が次のターゲット
<今夜の注目ポイント>
●次期FRB議長発表(最重要)
・トランプ大統領が今夜(日本時間)発表予定
・ケビン・ウォーシュ氏が指名される可能性が高い
・元FRB理事、ややタカ派寄り
・FRBの独立性を重視する発言歴あり
・この報道を受けドル買いが強まった
・懸念点:トランプ大統領は「政策金利を2-3ポイント下げるべき」と発言
・ウォーシュ氏がトランプ寄りの姿勢を示せば、再びドル売りの可能性
●米政府機関閉鎖の可能性
・合意が遅れれば来週の雇用統計等が発表されない可能性
●生産者物価指数(PPI)発表
・今夜22時30分発表(12月分)
・既にCPIが発表済みのため反応は限定的
・市場予想から大幅に乖離すれば動きが出る可能性
<来週の注目イベント>
●最重要:米雇用統計(1月分)
FOMCで「雇用の伸びは低水準、失業率は安定化の兆し」との見解
パウエル議長も「労働市場は停滞」と指摘
●各国中銀の政策発表
・3日:オーストラリア中銀(RBA)
利上げ予想(先物市場で7割織り込み済)
・5日:英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)、メキシコ中銀
BOE・ECB:政策金利据え置きがほぼ確実
メキシコ中銀:インフレ高止まりで利下げ停止の見方
<為替介入の警戒>
・ベッセント財務長官は「介入していない」と発言
・今後の動き次第での介入の可能性はくすぶっている
・上昇局面では日本政府の牽制発言に注意
<結論>
・152円台のサポートは底堅い
・今夜の次期FRB議長発表次第で方向性が決まる可能性
・ウォーシュ氏のタカ派姿勢が維持されればドル買い継続
・トランプ寄りの姿勢が見られればドル売りに転じる可能性
・下ヒゲの長いローソク足で来週を迎えると反発の可能性も
・来週は雇用統計を含めて複数の米重要指標が発表される
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」、ラジオ(ニッポン放送)でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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