【週間イベント】
4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 研究員 宇栄原宗平
目次
▼欧州(ユーロ圏・英国)
ECB、12月利下げ幅を巡りラガルド総裁の発言に注目
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
植田日銀総裁の発言から12月追加利上げの可能性を探る
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
南ア中銀は利下げ?トルコ中銀は据え置き?
北米(米国・カナダ)
重要イベント
11/18◎G20首脳会議
11/19◎カナダ10月消費者物価指数
11/19◎米10月住宅着工件数
11/20◎エヌビディア7-9月期決算
11/21☆米新規失業保険申請件数
11/21◎ハマック米クリーブランド連銀総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
来週は横綱級の米イベントが予定されていません。そのためドル相場は、引き続き次期トランプ政権を意識した米長期金利や株価の動向を睨んだ相場展開となりそうです。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
11/18◎G20首脳会議
11/19☆ユーロ圏7—9月期妥結賃金
11/20☆英10月消費者物価指数
11/20☆ラガルドECB総裁講演
11/20◎ECB金融安定報告
11/22◎英10月小売売上高
11/22◎独7-9月期GDP・改定値
11/22☆独11月製造業PMI・速報値
11/22☆独11月サービス業PMI・速報値
11/22☆ユーロ圏11月製造業PMI・速報値
11/22☆ユーロ圏11月サービス業PMI・速報値
11/22☆英11月製造業PMI・速報値
11/22☆英11月サービス業PMI・速報値
11/22☆ラガルドECB総裁講演
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場では12月の欧州中銀(ECB)理事会における25bp(0.25%ポイント)利下げが確実視されており、一部では50bp利下げとの見方もくすぶっています。そうした中、19日のユーロ圏7-9月期妥結賃金や欧州圏の11月購買担当者景気指数(PMI)が材料視されそうです。また、これらの結果などを踏まえてラガルド総裁が今後の利下げペースにおいてどのような見解を示すのか注目です。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
11/18◎NZ7-9月期生産者物価指数
11/18☆植田日銀総裁講演
11/18◎G20首脳会議
11/19◎RBA議事録
11/20◎日本10月貿易収支
11/20◎中国1年/5年物ローンプライムレート(LPR)
11/21☆植田日銀総裁講演
11/22☆日本10月消費者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
米金利先物市場では12月の日銀会合における追加利上げと据え置きの織り込みがほぼ半々となっています。12月会合での追加利上げの可能性を巡り18日と21日の植田日銀総裁の講演に関心が寄せられます。また、22日の日本10月消費者物価指数(CPI)にも注目です。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
11/18◎G20首脳会議
11/20◎南ア10月消費者物価指数
11/20◎南ア9月小売売上高
11/21☆南ア中銀政策金利
11/21☆トルコ中銀政策金利
11/22◎メキシコ7-9月期GDP・確定値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
南アフリカのインフレ率が鈍化傾向にあることから、市場では南ア中銀が21日に25bp利下げを決定すると予想されています。その前日に発表される10月CPIにも注目です。他方で、21日のトルコ中銀は政策金利を据え置くと見られています。
新興国のイベント
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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