ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック
本日15:00 英8月雇用統計発表!
・8月13日に発表された英7月失業率は4.7%で前回(4.4%)から悪化。4-6月週平均賃金(除賞与)は前年比+5.4%と予想通りに前月(+5.8%)から低下した。
・英8月製造業購買担当者景気指数(PMI)と8月サービス業PMIの改定値はそれぞれ52.5、53.7となった。サービス業PMIは前月から改善を示した速報値(53.3)からさらに上方修正された(9月2日、4日)。
・8月15日に発表された英4-6月期国内総生産(GDP、速報値)は市場予想通り前期比+0.6%だった。同時に発表された、英6月月次国内総生産(前月比)は市場予想通り±0.0%となった。
・英7月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.2%で予想(+2.3%)は下回ったものの前月(+2.0%)からは反発した。またCPIコアは+3.3%となりともに予想や前回(+3.4%、+3.5%)から低下した(8月14日)。
・8月1日の会合でイングランド中銀(BOE)は政策金利を5.25%から5.00%へ引き下げた。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中5人が利下げを支持、4名が据え置きを支持した。
今日のポンド(GBP)トレード メインシナリオ
英雇用統計は賃金に注目!
本日は英8月雇用統計が発表される。注目は5-7月週平均賃金(除賞与、前年比)だ。英国の平均賃金は2023年8月に+7.9%でピークを付けて+5.4%まで低下している。今回発表される英5-7月週平均賃金の市場予想は+5.1%だ。ただ、インフレ率が2%台まで低下している中で5%台の賃金上昇率は高すぎる。BOEは8月のMPCで0.25%の利下げを実施したが、追加利下げについては慎重な姿勢を示していた。そのため、市場はBOEの追加利下げは早くても11月と予想している。米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中銀(ECB)と比べ、利下げペースが遅くなるとの見方から、ポンドの下値は堅そうだ。
ポンド/円 最新チャート分析
今後の注目経済指標・イベント
15:00 英8月雇用統計
「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは晴れ。13時にポンド/円でシグナルが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
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- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
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中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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