執筆日時:2024年8月5日 17時00分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人
※チャート:ドル/円-5分足 外為どっとコム「ネオチャート」
『悪いニュースは悪いニュース』に、米雇用減速で0.5%利下げ観測も円急騰を後押し
8月2日に発表された、米国の7月の非農業部門雇用者数(NFP)は市場予想の17.5万人増を大きく下回り11.4万人でした。また、失業率は前月の4.1%から4.3%へ悪化したほか、時間給も前月の0.3%から0.2%へ伸びが鈍化しました。市場では、9月利下げが決定的との見方が増加しているほか、8月の数字次第では「9月の利下げ幅が0.5%」に拡大するとの声も聞かれました。
結果を受けて、米ドル/円は148.90円レベルから147.10円レベルまで急落。一時的に148.15円付近まで戻したものの、米10年債利回りが3.79%台へ低下する中、戻り売りに上値をキャップされて米ドル/円は146.415円まで下げ幅を広げました。また、ダウ平均株価も米国の景気減速が意識されて、1日終値から610.71ドル安い39737.26ドルで終了しました。
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米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)
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