ドル/円、141円台へ下落…日経平均株価が過去最大の下落となり円買い加速（NY市場の見通し）2024/8/5

 

ドル/円、141円台へ下落…日経平均株価が過去最大の下落となり円買い加速

欧米時間のドル/円予想レンジ：140.500-144.000円

東京市場のドル/円は、142円台へ下落する展開。序盤は146円台で推移していたものの、日経平均株価が過去最大の下落幅となる中で円買いが加速しました。一時は1月3日以来の141.66円前後まで下値を拡大しました。

先週末の米7月雇用統計の軟調な結果を受けて米国の景気後退を巡る懸念が高まったことなどから、世界的な株安が一段と進行しています。日経平均が過去最大の下落となった動きは、欧米株式市場にも波及する可能性があります。その場合はリスク回避の動きから円が買われやすい地合いが続くでしょう。ドル/円は、年初来安値である140.80円前後を試す可能性もありそうです。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、移動平均線が弱気のパーフェクトオーダーを形成し、RSIが30ライン下で推移していることから下落基調であることが分かります。目先は年初来安値の140.80円付近がターゲットになります。

ドル円　日足チャート

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8/6（火）
06:00　デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料

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経済指標カレンダー

 

外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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