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ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も150円付近の売りで

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も150円付近の売りで」
 23日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米金融引き締め政策長期化の観測や中東情勢の不安定化により、ドル選好地合いが続く見通し。ただ、150円台が意識され、大台付近の売りがドルの重石となりそうだ。
 前週末は一段の米金利高は抑制されたものの、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派姿勢を背景としたドル買いが先行。ユーロ・ドルは1.06ドル付近で伸び悩み、ドル・円は150円に迫った。一方、イスラエルとイスラム組織ハマスが地上戦に突入すれば事態の悪化は避けられず、リスクオフの流れに。週明けアジア市場は同様の地合いが続き、アジア株安を背景とした円買いがドルの上値を抑えている。この後の海外市場は米金利にらみの展開。FRBの年内利上げ観測は後退しつつあるものの、タカ派姿勢を堅持しており、長期金利の高止まりならドル買いに振れやすい地合いに。今週発表の7-9月期国内総生産(GDP)は4-6月期を大きく上回る見通しで、引き締め政策を後押しする材料として意識される。半面、日本政府は昨年同時期と同様、150円台で為替介入に踏み切るとの観測からドルは高値圏の売りが重石になるとみる。


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