
なお今週の注目される米イベントは、明日24日に10月の購買担当者景気指数(PMI)速報値や米2年債入札、25日が9月新築住宅販売件数と5年債入札、26日は7-9月期米国内総生産(GDP)速報値などと7年債入札、27日には9月米PCEデフレーターなどが発表される。その他、25日にはカナダ中銀行、26日には欧州中央銀行(ECB)が金融政策を公表する。米国でピークを迎える第3四半期決算については、アルファベットやマイクロソフトなどのハイテク・ジャイアントのほか、ビザや3Mなどの主要企業などが発表を予定している。
もちろん、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦争で急速に高まった中東の地政学リスクには注視し続ける必要はある。米国と欧州主要国は紛争拡大を阻止するために動いているものの、ブリンケン米国務長官が停戦に否定的な考えを示しているように、事態の収束までにはかなりの時間がかかりそうだ。時間外では原油や金先物が売られたものの調整の域は出ておらず、地域情勢には常に警戒が必要だろう。
想定レンジ上限
・ドル円、ピボット・ターニングポイントの150.30円
想定レンジ下限
・ドル円、日足一目均衡表・転換線149.27円
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ