東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に142円台で推移か、米長期金利反発などでリスク回避のドル売り縮小の可能性」
7日のドル・円は、東京市場では141円52銭から142円35銭まで上昇。欧米市場では141円80銭まで下げた後、142円58銭まで反発し、142円48銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に142円台で推移か。米長期金利の反発や株高を受けてリスク回避的なドル売りは縮小する可能性がある。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は7日、NY連銀ウィリアムズ総裁とのインタビュー記事(2日に行われたもの)を掲載した。ウィリアムズ総裁は「基調的なインフレ率が低下する環境に移行しつつあると考えている」、「政策金利の最終到達点と想定される地点にかなり近づいていると考えている」と述べた。同氏はさらに、「インフレ率が低下し続ければ、来年の利下げが適切になる可能性がある」と述べている。市場参加者の間ではインフレ緩和の期待が広がっているが、「インフレ率の急低下は期待できない」との見方も少なくないようだ。ただ、「NY連銀総裁の意見は市場の見方におおむね沿っている」との声も聞かれており、一部の参加者は「年内1回の追加利上げの可能性は消えていないが、来年後半に利下げが開始される可能性は十分にある」と指摘している。
《午前8時現在》 ドル・円: 141.80円-143.00円 141円台後半でドル買い興味
ユーロ・円: 156.00円-157.50円 156円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 93.00円-94.20円 93円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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