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豪ドル/円 今日の見通し「次なる材料待ち?豪ドルのメインドライバーは株式市場となりそう」2023/8/7

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は続伸。石油輸出国機構(OPEC)プラスが協調減産を維持する方針を確認したこと、前日にサウジアラビアが現在実施中の自主減産を9月も継続すると発表したことやロシアが自主減産を発表したことなどが買い材料となった。終値は前営業日比+1.27ドルの1バレル=82.82ドル(8月4日)。

・8月1日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.10%で据え置きとなった。

・7月26日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+6.0%となり、前四半期(+7.0%)から鈍化した。同時に発表された豪6月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.4%(前月+5.5%)だった。

・7月20日発表の豪6月雇用統計は、雇用者数が市場予想(1.50万人増)を大きく上回る3.26万人の増加だった。失業率は3.5%、労働参加率は66.8%となった。

今日のメインシナリオは

次なる材料待ち?豪ドルのメインドライバーは株式市場となりそう

本日は豪ドル相場に影響を与えそうな経済指標の発表は予定されていない。豪ドル相場は株式市場の動向を眺めながらの推移となりそうだ。
金曜日(4日)に発表された米7月雇用統計では、雇用者数が市場予想を下回る結果となったことで米国の追加利上げ観測が幾分か後退した。一方で、今週10日には米7月CPIの発表が控えており、結果を見極めたいとの思惑がある。そのため、豪ドル/円は大きな方向感を見出しにくい状態となりそうだ。

この先の個別相場変動

■米7月CPI待ち
⇒米国などの株価指数を眺めながらの動き
⇒大きな方向感が出にくい

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨。8時に豪ドル/米ドルの移動平均で売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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