「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
Twitter : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:143円を試す展開・・・10・20日移動平均線がゴールデンクロスとなりRSIが70ラインに向けて上昇する中で昨日の高値(142.68円)を上抜けて一時142.84円前後まで上伸しました。目先は143円を試す展開となりそうです。昨年高値-今年安値の61.8%戻し142.50円を終値で上抜くようだと明日も上昇の勢いは継続しそうです。
②4時間足:上昇基調強まる・・・10・20・80本移動平均線が上向きで乖離幅を拡大しており、RSIは70ライン近辺に張り付いていることから上昇目線に変わりありません。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:買い方針
③相場展開の予想・・・足元では、142.50-142.80円台のレンジで方向感を模索しています。上昇の勢いは強まっており143円を視野に入れた展開となっていることから押し目買い・高値ブレイクの買い場を見極めていきたいです。
④トレードタイミング・・・以下の60分足チャートを見た際のポイントとしては、142.50円、142.00円前後での反発局面を押し目買い、と見ます。また、本日高値142.84円前後をブレイクしたところで買い場を探っていきましょう。なお、143.00円前後では、一時的に戻り売りが優勢となり伸び悩む可能性もありますので注意しましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 5分足 高機能チャート 外為注文情報追加(図2)
https://www.gaitame.com/markets/chart/advanced/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・今夜は米7月ISM製造業景況指数に注目が集まります。市場予想が46.8と前回(46.0)から回復する見通しです。米景気を読むうえでの重要指標であるため、予想以上の結果となればドル買い、予想を下回るとドル売りが強まりそうです。その他、米6月JOLTS求人件数にも注目が集まります。
8/1(火)
22:45 米7月製造業PMI・改定値
23:00☆米7月ISM製造業景況指数
23:00 米6月建設支出
23:00☆米6月JOLTS求人件数
23:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
8/2(水)
07:45 NZ4-6月期就業者数
07:45 NZ4-6月期失業率
08:50☆日銀金融政策決定会合議事録
※☆は特に注目の材料
動画で注目ポイントを解説
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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