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FX/為替「ドル/円、「売られすぎ」解消でほぼ中立水準に」 外為どっとコム トゥデイ 2023年7月20日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年7月20日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼19日(水)の為替相場
(1):英インフレ率が大幅低下
(2):ユーロ圏コアHICPが上方修正
(3):米住宅関連指標は予想を下振れ

▼19日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:持ち高調整は一巡/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

19日(水)の為替相場


期間:19日(水)午前6時10分~20日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英インフレ率が大幅低下

英6月消費者物価指数(CPI)は前年比+7.9%と2022年3月以来の7%台に伸びが鈍化。市場予想(+8.2%)を下回った。エネルギー・食品・アルコール飲料・タバコを除いたコアCPIも前年比+6.9%と市場予想(+7.1%)を下回った。これを受けて英中銀(BOE)の追加利上げ観測が後退するとポンド売りが活発化した。ドル/円はポンド/ドルの急落を受けたドル買いの影響で強含んだ。なお、BOEのラムスデン副総裁はその後、「インフレ率は大幅に低下し始めているが、依然として高すぎる」「インフレ圧力が持続するという証拠があれば、さらなる引き締めが必要になるだろう」などと発言した。

(2):ユーロ圏コアHICPが上方修正

ユーロ圏6月消費者物価指数(HICP)・改定値は前年比+5.5%で速報値と同じだったが、コアHICPは速報値の+5.4%から+5.5%に上方修正された。英CPIの鈍化を受けた英長期金利の低下につれていた独長期金利が持ち直す中でユーロが上昇。ユーロ/ポンドの大幅高もユーロの支えとなった。

(3):米住宅関連指標は予想を下振れ

米6月住宅着工件数は年率換算143.4万件と市場予想(148.0万件)を下回った。同建設許可件数も144.0万件と予想(150.0万件)に届かなかった。

19日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:持ち高調整は一巡

昨日のドル/円は139円台を回復して続伸した。日銀が大規模金融緩和を修正するとの観測が後退する中で円売りが先行。英国のインフレ鈍化でポンドに対してドル買いが強まった影響も加わり、上値抵抗と見られていた139.40円前後を上抜けると139.99円前後まで上伸した。ただ、英国のインフレ鈍化を受けて米長期金利が低下したため心理的節目の140.00円を目前に伸び悩むと前日比+0.6%の139.70円前後で取引を終えた。

ドル/円は、昨日の上昇で「売られすぎ」の状態がほぼ解消したと見られる。137円台に位置する日足ボリンジャーバンドの-2シグマから大きく上放れた他、日足RSI(相対力指数)は短期、中期ともに40%台を回復した。来週に迫った日米欧の中銀イベントを前に短期筋の持ち高調整はロング、ショートともに概ね一巡したと考えられる。仮に節目の140.00円を超えてもストップロスを巻き込んで上げ足を速める展開にはなりにくいだろう。一方で138.80円台に位置する日足一目均衡表の雲上限がサポートになると見られ、下値も限定的となりそうだ。

注目の経済指標:豪雇用統計

注目のイベント:特になし

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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