豪ドル/円 今日の見通し「円高の中、米CPIが豪ドルを直撃する?」2023/7/12

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は反発。サウジアラビアとロシアが来月も減産を続けることが材料視されたほか、米ドル安が原油買いに繋がった模様。終値は前営業日比+1.84ドルの1バレル=74.83ドル(7月11日)。

・7月4日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.10%で据え置きとなった。

・6月28日に発表された豪5月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.6%となり、前月の+6.8%からインフレは鈍化。4月26日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+7.0%となり、前四半期(+7.8%)から鈍化した。

・豪5月雇用統計が発表され、雇用者数は市場予想(1.75万人増)を大きく上回る7.59万人の増加だった。失業率は3.6%へ低下、労働参加率は過去最高となる66.9%となった(6月15日)。

今日のメインシナリオは

円高の中、米CPIが豪ドルを直撃する?

本日の注目は米国のCPIだ。市場予想は前月の+4.0%(前年比)から今月は+3.1%まで米国のインフレが低下、となっている。市場予想通りに低下していれば、「米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げがあと1回で済む」との見方が強まり、これを好感し株価が上昇。リスクセンチメントに敏感な豪ドルは買われることになりそうだ。

また、東京時間には豪州の隣国、ニュージーランド(NZ)の中央銀行であるNZ準備銀行(RBNZ)が政策金利を発表する。RBNZは前回5月の会合で次回からの金利据え置きを示唆した。その後、欧米などの主要国のインフレは高止まりしており、カナダや豪州は一旦は止めた利上げを再開している。市場は今回RBNZが金利を据え置くことをほぼ確実視しているため、仮に利上げとなればサプライズとなりNZドルは急上昇するだろう。豪ドルもこのNZドルの動きに連れて買われることになりそうだ。

この先の個別相場変動

■米6月CPIが予想を大きく上回る
⇒FRBがあと2回は利上げを実施すると市場が織り込む
⇒金利上昇により米経済が後退する懸念が台頭する
⇒豪ドルはリスクマインドに敏感
⇒豪ドルは売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

RBNZ政策金利
米6月CPI
中国と米国の株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに晴れ。7時に豪ドル/円の移動平均で買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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