読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

大口投資家の動向は?「円ネットショート約5年半ぶりの高水準」【最新IMMポジション】2023/7/10

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート増加

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロングほぼ横ばい

▼IMMポジション ポンド/ドル
ポンドネットロング増加

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート増加】
7月4日時点で円のポジションは、ドルに対して11.8万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートの積み増し度合いが大きかったことから、ネットショートは前週から約0.5万枚増加し2018年1月以来の高水準となった。
期間中のドル/円相場は、日米の金融政策の方向性の違いが材料視されて7カ月ぶりに145円台まで上伸。
政府・日銀による円買い介入への警戒感はあるものの、当面は円安地合いが続くとの見方から、投機筋は円ショートポジションを構築したようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング減少】
7月4日時点でユーロのポジションは、ドルに対して14.3万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングがやや取り崩されたことからネットロングは前週から0.2万枚減少した。
期間中のユーロ/ドル相場は、根強いユーロ圏の景気悪化懸念により一時1.0835ドル前後まで下落するも、欧州中央銀行(ECB)による追加利上げ期待などから1.09ドル台へと買い戻された。
景気悪化懸念と金利先高観の綱引き状態は前週から変わらず、投機筋は幾分かのポジション調整を行ったようだ。

ポンド/ドル

IMMポジション ポンド/ドル

ポイント

【ポンドネットロング減少】
7月4日時点でポンドのポジションは、ドルに対して5.0万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングの取り崩し度合いが大きかったことからネットロングは前週から約0.2万枚減少。
期間中のポンド/ドル相場は、ポンドに特段の材料がない中、米ドル主導の動きで1.2590ドル前後まで下落したが、その後は一時1.27ドル台まで買い戻された。
このところ増加していたロングポジションの調整が入ったことで一時下落したと見られるが、根強い利上げ期待がポンド相場を下支えしたようだ。


↓↓↓IMMポジションのソースはこちら
IMMポジション


「為替チャート|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析)|ドル/円(USDJPY)|60分足」はこちら

「為替チャート|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析)|ユーロ/ドル(EURUSD)|60分足」はこちら

「為替チャート|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析)|ポンド/ドル(GBPUSD)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。