世界の金融市場は常に変動し、投資家にとって適切な投資先を見つけることは常に挑戦となっています。その中で、特に注目すべきは新興国の通貨であり、その一つであるメキシコペソは、その動向をチャートで確認し、今後を予想し、最新の情報を得ることが重要となります。
このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性のある要因について詳しく解説します。メキシコペソの金利やその他の経済指標も考慮に入れつつ、最新の情報を提供します。メキシコペソがなぜ強いのか、またはなぜ上がる・下がるのかといったことの気づきが得られるのではないでしょうか。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
メキシコ湾石油採掘施設で爆発事故発生
メキシコ国営石油公社・ペメックスの石油採掘施設で7日、爆発事故が発生。ペメックスは同日、メキシコ湾のカンタレル油田にある石油採掘施設のガス処理センターで爆発があり、作業員2人が死亡、1人が行方不明と発表した。なお、同油田を含むカンペチェ湾沖合はメキシコの石油生産量の大半を占める海域である。
早々に操業再開 金融市場への影響は軽微
ただ、金融市場の反応は軽微で、7日のメキシコ株は小幅高で終了。メキシコペソは対円では下落したが、対ドルでは小幅に上昇した。ペメックスは、事故発生後に緊急措置として操業を停止したが、消火活動によって火災の延焼は食い止められた模様で、一部の操業は8日までに再開された。同社の関係者の話として「(爆発事故の)影響は一時的なものにとどまる可能性が高い」とも伝わっている。
メキシコペソ/円(MXN/JPY) 日足チャート:8円台で推移
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神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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