東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に132円台で推移か、米インフレ緩和の思惑でドル買い拡大の可能性低い」
13日のドル・円は、東京市場では132円95銭まで売られた後、133円37銭まで反発。欧米市場では133円39銭まで買われた後、一時132円02銭まで反落し、132円60銭で取引終了。本日14日のドル・円は主に132円台で推移か。米インフレ緩和の思惑が広がっていることから、リスク選好的なドル買い・円売りがただちに強まる可能性は低いとみられる。
米労働省が4月13日発表した3月生産者物価コア指数(PPI)は、前月比-0.1%、前年比+3.4%にとどまった。コア指数の2月実績は前年比+4.8%で3月のコアインフレ率は大幅に鈍化した。総合指数はガソリン価格の低下を受けて前年比+2.7%にとどまった。4月のガソリン価格は上昇するとみられており、4月の総合指数は前月比プラスとなる可能性が高いものの、4月のコア指数の伸びは3月実績を若干下回る可能性がある。次回5月の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、インフレが将来的に2%レベルまで緩和される可能性が高まっているかどうか、議論されることになりそうだ。3月の消費者物価と生産者物価のデータはインフレ圧力の緩和を示唆しており、直近における平均時給や個人消費などのデータがインフレ緩和につながる内容だった場合、5月の利上げが最後となる可能性が高い。
《午前8時現在》 ドル・円: 132.00円-133.20円 132円近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 146.00円-147.20円 146円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 89.50円-90.50円 89円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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