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FX/為替「ドル/円、大幅変動を警戒 日米重要イベント続く」 外為どっとコム トゥデイ 2023年3月10日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年3月10日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼9日(木)の為替相場
(1):本邦GDP下方修正
(2):仏中銀総裁、発言
(3):米新規失業保険申請件数、昨年12月以来の水準に悪化
(4):豪ドル円、下値拡大

▼9日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:神経質な値動きが続く/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

9日(木)の為替相場


期間:9日(木)午前7時10分~10日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):本邦GDP下方修正

日本10-12月期国内総生産(GDP)・二次速報は前期比年率+0.1%と一次速報の+0.6%から下方修正された。市場予想は+0.8%への上方修正だった。

(2):仏中銀総裁、発言

ビルロワドガロー仏中銀総裁は「インフレ率は依然として高すぎる」とした上で「金融政策の最優先事項になっている」と指摘。「2024年末から2025年初めにはインフレ率を2%に戻す」「必要なことは何でもする」と述べた。

(3):米新規失業保険申請件数、昨年12月以来の水準に悪化

米新規失業保険申請件数は21.1万件と予想(19.5万件)を上回り、2022年12月以来の水準に増加。米労働市場の軟化の兆しと受け止められ、米長期金利の低下とともにドル売りが強まった。 ドル/円は一時136円台を割り込み135.95円前後まで下落した。

(4):豪ドル円、下値拡大

S&P500種が約2カ月ぶりの安値を付けるなど、金融関連を中心に米国株が下落。リスク回避の動きが強まり豪ドル/円は89.50円台まで下値を拡大した。

9日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:神経質な値動きが続く

昨日のドル/円は終値ベースで約0.9%下落。米新規失業保険申請件数が予想以上に増加したことで次回3月の連邦公開市場委員会(FOMC)での50bp(0.50%ポイント)利上げ観測が急速に後退すると一時136円台を割り込んだ。米国の雇用市場に軟化の兆しが出始めたとの見方から、金融政策に敏感な米2年債利回りは5%台を割り込み4.8%台へと大幅に低下した。本日の米2月雇用統計にも大きな注目が集まろう。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は3月FOMCの利上げ幅について、本日の雇用統計と来週14日の消費者物価指数(CPI)が判断材料になるとの認識を示した。当然ながら、雇用統計の結果に対してドル/円相場は強く反応することになるだろう。

一方、国内では日銀金融政策決定会合が昨日から始まっており、本日は政策発表の後に黒田総裁が最後の記者会見に臨む。政策は現状維持との見方が大勢だが、一部には黒田総裁の置き土産として金融緩和の一部修正があるのではとの思惑もくすぶっている。こちらも波乱含みであり、本日のドル/円は神経質な値動きが続くとともに値幅が広がる公算が大きい。

注目の経済指標:米2月雇用統計

注目のイベント:黒田日銀総裁、定例記者会見

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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