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豪ドル/円 今日の見通し「RBA理事会を翌日に控え…?」2023/3/6

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・原油価格は続伸。前日のボスティック・アトランタ連銀総裁の発言を受けて、米国の大幅利上げへの警戒感が薄れたこと、中国の強い経済指標の結果を受けて同国の需要回復期待が高まっていることなどが引き続き原油価格を支えた。終値は前日比+1.52ドルの1バレル=9.68ドル(3月3日)。

・3月1日に発表された、豪1月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+7.4%となり、前月(+8.4%)からインフレは鈍化した。

・2月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.35%とした。今後の利上げに関しては、「今後数カ月にわたって金利をさらに引き上げる必要がある」とややタカ派的となった。

・豪1月雇用統計は、雇用者数は市場予想(2万人増)に反して1.15万人の減少となったほか、前月分も2万人減に下方修正された。失業率は3.7%、労働参加率は66.5%とともに前月から悪化した(2月16日)。

今日のメインシナリオは

RBA理事会を翌日に控え…?

本日、欧州時間にユーロ圏1月小売売上高が発表される。市場予想は前月比+1.5%となっている。先週発表されたユーロ圏のCPIを見るとユーロ圏のインフレ鈍化のペースが落ちてきているようだ。このため、欧州中央銀行(ECB)による金融引き締めが長期化するとの思惑が出てきている。消費のデータが弱かった場合には、金利の更なる上昇が、欧州経済を減速に向かわせるとの警戒感が強まり、リスク回避の姿勢から豪ドルは下落することになりそうだ。

他方で、今週は7日にRBA政策金利、10日に日銀金融政策決定会合と米2月雇用統計など、市場が注目する経済指標が控えている。そのため、経済指標の結果を受けた反応は一時的となり、大きな方向感を形成するには至らないのではないだろうか。

この先の個別相場変動

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

世界的な株価動向
米国2月製造業新規受注

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に太陽が覗き、豪ドル/米ドルは雨。7時に豪ドル/米ドルのボリンジャーバンドで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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