目次
- ▼今日の豪ドル トレードシナリオ
- 豪ドルトレードをする上で確認しておきたい、ここまでの相場
- 今日の豪ドルトレード メインシナリオ
- この先想定できる相場変動シナリオ
- 豪ドル円 最新チャート分析
- 今後、豪ドルに影響を与えそうな注目経済指標・イベント
- 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」の分析結果
- 「短期トレード 速攻チャージ 豪ドル」について
今日の豪ドル トレードシナリオ
豪ドルトレードをする上で確認しておきたい、ここまでの相場
・原油価格は小幅続落。前営業日まで4日連続で下落していたことから、序盤は買いが先行。一時1バレル=77ドル台まで上昇した。しかし、堅調な米国の経済指標の結果を受けて、米国の利上げ継続とその影響による米景気の減速懸念が強まったことで売りに押された(2月21日)。
・2月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.35%とした。今後の利上げに関しては、「今後数カ月にわたって金利をさらに引き上げる必要がある」とややタカ派的となった。
・豪1月雇用統計は、雇用者数は市場予想(2万人増)に反して1.15万人の減少となったほか、前月分も2万人減に下方修正された。失業率は3.7%、労働参加率は66.5%とともに前月から悪化した(2月16日)。
・豪10-12月期消費者物価指数(CPI)は前年比+7.8%と予想(+7.6%)や前期(+7.3%)から上振れ。12月月次CPIは前年比+8.4%で、前月(+7.3%)からインフレは加速(1月25日)。
今日の豪ドルトレード メインシナリオ
豪賃金指数に警戒!賃金の上がり過ぎは豪経済に良くない?
本日豪10-12月期賃金指数が発表される。豪州経済はインフレ鈍化の兆しを見せておらず、強い労働市場や堅調な消費行動がインフレ下支えの一因となっている。そのため、RBAは賃金とインフレが互いを高める要因となる「賃金・物価スパイラル」に陥ることを警戒している。本日の豪10-12月期賃金指数は前年比+3.5%と前期(+3.1%)よりも賃金が伸びていることが予想されている。市場予想を上回る賃金の伸びはインフレを想定以上に加速させる可能性を示すため、RBAの利上げ幅拡大や利上げ回数の増加期待に繋がりそうだ。
他方で、ここ最近は米国の経済指標の結果が予想を上回ることが増えている。そのため、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が予想以上に政策金利を上昇させるとの期待を高めている。米金利の上昇が米経済を冷ますとの懸念により米株価指数を中心に株価が下落すると、リスクマインドに敏感な豪ドルにとっては下押し材料となる。
この先想定できる相場変動シナリオ
■豪10-12月期賃金指数が予想以上の伸びを示す
⇒RBAが賃金・物価スパイラルへの警戒を強める
⇒RBAの利上げが加速するとの期待が高まる
⇒豪ドルは買われる
豪ドル円 最新チャート分析
今後、豪ドルに影響を与えそうな注目経済指標・イベント
09:30 豪10-12月期賃金指数
米国を中心とした動向
「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」の分析結果
外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り、豪ドル/米ドルは晴れ。7時に豪ドル/円のストキャスティクスで買いシグナルが点灯。
【情報提供:外為どっとコム】
<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>
- ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
- ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
「短期トレード 速攻チャージ 豪ドル」について
豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、FX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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