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FX/為替「ドル/円、145円に再トライ 円安けん制でドル高は止まらない」 外為トゥデイ 2022年9月14日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月14日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼13日(火)の為替相場
(1):英8月雇用統計発表
(2):独・ユーロ圏 リセッション突入か
(3):米8月CPI 予想を上回る結果

▼13日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:145円に再トライ/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

13日(火)の為替相場

期間:13日(火)午前6時10分~14日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):英8月雇用統計発表

英8月失業率は3.9%と1974年以来の低水準だった前月から横ばいだった。一方、同新規失業保険申請件数は0.63万件増(前回1.45万件減)だった。また、5-7月期のILO失業率は0.2%ポイント低下し3.6%となった(予想3.8%)。5-7月の週平均賃金は前年比+5.5%と予想(+5.4%)を上回った。

(2):独・ユーロ圏 リセッション突入か

独9月ZEW景況感調査の期待指数は-61.9と予想(-59.5)を下回り約14年ぶりの水準へと落ち込んだ。同時に発表されたユーロ圏9月ZEW景況感調査は-60.7だった(前月-54.9)。ドイツやユーロ圏がすでにリセッション(景気後退)に突入している可能性を示唆する内容だった。

(3):米8月CPI 予想を上回る結果

米8月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.1%、前年比+8.3%と予想(-0.1%、+8.1%)を上回った。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数も前月比+0.6%、前年比+6.3%と予想(+0.3%、+6.1%)を上回る伸びとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が20-21日の会合で75bp(0.75%ポイント)の利上げを行うことを市場は完全に織り込み、一部では100bpの利上げに動くとの観測が浮上。米8月CPIの伸びが鈍化するとの観測から141.61円前後まで弱含んでいたドル/円は、発表直後に一気に144円台を回復した。なお、この日のNYダウ平均は大幅利上げへの懸念から1300ドル超の急落となり今年最大の下げ幅を記録した。

13日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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本日の見通し

ドル/円の見通し:145円に再トライ

昨日のドル/円は米8月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことを受けて144円台へと急伸した。8月CPIの上振れを受けて米連邦準備制度理事会(FRB)が来週の連邦公開市場委員会(FOMC)で100bp(1.00%ポイント)の利上げに動くとの観測が一部に浮上。米債利回りの急上昇とともにドル買いが強まると144.68円前後まで上伸した。

なお、米8月CPIの発表前には141.61円前後へと下落する場面もあった。3円超の切り返しで、7日に付けた24年ぶり高値144.98円前後の更新が視野に入ってきた。

本日は改めて145円台乗せを試す動きとなりそうだ。節目の145.00円付近ではオプションに絡む防戦売りなども想定されるが、それだけに上抜ければ上昇に弾みが付く公算が大きい。政府・日銀から円安に対するけん制が入る可能性もあるが、円安けん制でドル高が止まる可能性は低い。口先介入の効果は限定的だろう。

注目の経済指標

注目のイベント

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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