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FX/為替予想「大注目のRBA理事会、にわかに利上げ期待が高まる」注目の高金利通貨 豪ドル/円 4月27日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

豪ドル/円(4時間足)

AUD/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・米株大幅安でリスクオフ
・中国景気悪化懸念でリスクオフ
・豪CPI上振れで利上げ期待上昇

足元の豪ドル/円は約7年ぶり高値圏から反落

21日に95.59円前後まで上昇する場面もありましたが、前日に付けた約7年ぶり高値95.74円前後を超えられずに反落。
22日には米国の利上げ加速観測を嫌気してNYダウ平均などが大幅に下落する中、一時92円台へと急落しました。
その後も、中国のロックダウン(都市封鎖)が北京にも拡大するとの懸念が広がり、25日には91円台、26日には90円台へと続落。
26日の米国株が大幅に下落した事で、27日早朝には90.43円前後まで下値を切り下げました
ただ、この日発表された豪1-3月消費者物価指数(CPI)が予想を大幅に上回る伸びとなった事から、豪中銀(RBA)が5月にも利上げを開始するとの観測が広がり、91円台を回復しています

注目ポイントはRBA

RBAは5月3日に金融政策を発表します。
豪金利市場はCPIの上振れを受けて15bp(0.15%)の利上げを織り込んでおり、政策金利は0.25%に引き上げられる可能性があります
政策金利は25bp単位で変更するのがスタンダードですが、2020年11月に行った最後の利下げが15bpだったため最初の利上げ幅も15bpになるとの見方です。
ただ、異例の低金利政策からの転換となる上に、もし利上げすれば12年ぶりとなることから、市場の見方は定まっていないようです
利上げの有無だけでなく利上げ幅も不透明だとすれば、RBAがどんな金融政策を発表しても豪ドルは大きく変動する可能性が高いでしょう。
RBAが政策を発表する3日の13時半前後は豪ドル/円相場の急変動に注意が必要です。
そのほか、引き続き中国情勢や世界の株価動向にも目配りが必要でしょう。

来週までの豪ドル/円の見通し

予想レンジ
88.000-95.000円
基調
不安定

来週までの注目ポイント

☆5/3 RBA政策金利
・主要国株価 国際商品価格

「為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析|豪ドル/円(AUDJPY)|60分足」はこちら 

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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