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FX「米国1Q・GDP成長予想は1%台、今後の連続利上げへ悪影響が出るか」

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総括

FX「米国1Q・GDP成長予想は1%台、今後の連続利上げへ悪影響が出るか」

ドル円=124-129、ユーロ円=133-138 、ユーロドル=1.06-1.11

通貨ごとの注目ポイント

*円「通貨11位(11位)、株価10位(8位)、物価高は円安というより原材料高。貿易赤字は縮小だが個人の外貨投資が急伸」
円は安い。ウクライナ紛争以降は最弱、今月もここまで最弱、年初来では12通貨中11位だが、トルコリラが迫ってきている。ただ貿易赤字は縮小してきている。1月は2.191兆円の赤字、2月は6680億円の赤字、3月の予想は48億円の赤字だ。2013,14年のようにすべての月が赤字となることはないだろう。ただ3月外貨投信残高は前月比3.75兆円増と円安要因となった。貿易需給より個人の資本移動が円安要因となっている。
3月の日本の輸出物価は13.1%上昇、輸入物価が33.4%上昇した。3月のドル円は5.89%の上昇だった。これから見て原油など輸入物価の上昇はドル円の上昇というより原材料の上昇が占める割合が大きい。
黒田日銀総裁が金融緩和が円安の要因ではないということも一理ある。日銀はあくまで目標の2%の消費者物価を目ざして金融緩和を続けるだろう。岸田首相も理解したようで「金融政策は為替誘導が目的でない、物価上昇は原油高など主因だ」と発言した。原油を安くすることや介入は日銀の仕事ではなく政府の仕事だ。ただG20の約束もあり介入することは極めて難しい。原油高は辛抱するしかない。輸出が伸びて貿易収支は改善している。4月22日の政府の物価対策も注目したい。

*米ドル「通貨5位(6位)、株価(NYダウ)8位(9位)、1Q・GDP成長予想は1%台、今後の連続利上げへ悪影響が出るか」
相変わらず、ドルは12通貨全体では強くもないし弱くもない。株価は弱い。ダウは年初来5.19%安、ナスダックは14.66%安だ。持てる国として、基軸通貨の国として米国は強いが、年間1兆ドルを超える貿易赤字を有しているので最強通貨にはなれない。
さて22年1Q・GDP(前期比年率)は21年4Qの7%成長に比し、1%程度の伸びに縮小しそうだ。4月28日発表だ。それでも8.5%のインフレで5月4日のFOMCでは90%以上の確率で0.5%の利上げを行う予想だ。ディマンド・プルインフレでなくコストプッシュインフレでも今後も利上げを行うとほぼFRB全員が一致している。インフレを低下させるために金融引き締めを行うのがFRBの責務で原油やサプライチェーン問題を解決するのは政府の仕事とすみ分けしているようだ。サマーズ氏やゴールドマンサックスが示唆し始めたリセッションの可能性も捨てきれない。ただ米国がそうなれば欧州や日本も後追いしかねない。
日本のGWにGDPとFOMCがある。3月の輸出物価は前年同月比18.8%上昇、輸入物価は12.5%上昇した。日本逆に輸出物価が13.1%上昇、輸入物価が33.4%上昇なので企業経営的には苦しいところだ。円との関係ではドルが上昇する要因だ。

*ユーロ「通貨10位(10位)、株価13位(13位)DAX)、貿易赤字継続、成長下方修正、物価上方修正と苦しいが円よりは強い」
ユーロは対ドルで2週連続下落、ただ先週は円も弱く、対円では陽線となった。ECBの、今年のユーロ圏の経済成長率予測が下方修正され、インフレ率予測が上方修正された。ロシアのウクライナ侵攻が、物価上昇、貿易の混乱、信頼感の低下につながった。今年のインフレ率の予測は6%と、2カ月前の予測の2倍。長期予想はECBの目標である2%を若干上回った。ECBは「短期的な見通しについて、ディマンドプル型ではなく、主にコストプッシュ型の高インフレと認識しており、ピークの兆しが出始めていた物価圧力がウクライナ紛争で再燃し、増幅されたと考えている」と述べた。今年の経済成長率の予測は2.9%。前回予測は4.2%だった。
ECBは量的緩和策の段階的縮小方針を確認した。政策金利は据え置いた。
債券買い入れを今四半期中に縮小し、3Qに終了するとのガイダンスを維持。金利は量的緩和終了後も「しばらく」は上昇せず、また緩やかなものになるとした。ただ、ロシアによるウクライナ侵攻に関連する不確実性を強調し、具体的な日程については手がかりを示さなかった。ラガルドECB総裁は「ウクライナでの戦争の結果、成長見通しの下方リスクは大幅に高まった」と指摘。「金融政策運営に当たり、選択性、漸進性、柔軟性を維持する」と述べた。今週は2月貿易収支が発表される。現在3か月連続赤字。伝統の貿易黒字が消滅している。

*ポンド「通貨9位(9位)、株価3位(3位)、CPIは30年ぶりの高さ、成長は弱い。資源国の強みで円より強い」
3月28日の高値を上抜け165.422と年初来高値を更新した。ウクライナ紛争の影響を受け、対ドルでは年初来3.41%下落しているが、原材料高で苦しむ円には6%高だ。欧米がロシアに経済制裁を課し、そのあおりで物価高が続く苦しい展開。利上げすれば旺盛な需要がないだけに成長が妨げられる。2月の国内総生産(GDP)は前月比0.1%増と、予想の0.3%増を下回った。1月は前月比0.8%増だった。部品不足に伴う自動車生産の低迷、悪天候による混乱、医療支出の減少などが背景。家計は生計費の上昇に身構えている。GDP伸び率の見通しは短期的に弱い。英中銀は来月1.0%に利上げした後は、利上げを停止するだろうと予想されている。
3月の消費者物価指数(CPI)は前年比7.0%上昇した。伸び率は2月の6.2%から加速し、1992年3月以来30年ぶりの高い伸びとなった。上昇率が特に大きいのはガソリンと家具だ。スナク財務相は統計発表後、「多くの世帯が心配していることは承知している。だからこそ負担を和らげるため、今年度に220億ポンドの支援を提供する措置を講じている」と述べた。ただ対策の規模が小さすぎるとの声も強い。

*豪ドル「通貨3位(2位)、株価6位(7位)、指標に勢いがなくなり94円乗せきれず。総選挙は野党有利」
先週も対円で陽線も、対ドルで陰線となり、通貨番付を2位から3位へ下げた。3週連続で94円台が抵抗した。株価は僅かだが年初来でプラス転した。ウクライナ紛争で「持てる国」の強みを発揮、さらに前回のRBA理事会では金融引き締めに「忍耐強く」取り組むとしていた文言を削除し、2010年以来となる利上げに向けて一歩踏み出したことで上昇した。ただ3月の雇用統計は、就業者数の伸びが予想を下回ったことで勢いがなくなった。また4月の消費者信頼感指数は95.8となり、5カ月連続で低下した。インフレの高まりや金利上昇リスクが家計や消費意欲を圧迫した。指数は前月比0.9%、前年同月比19.6%低下し、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準付近となった。
3月に発表された予算案には税控除やガソリン税の引き下げが盛り込まれたが、国民の心理に与える影響は限定的にとどまったようだ。早ければ6月にも利上げが実施されるとの見方が広がる中、住宅ローンを抱える人の間ではセンチメントが悪化した。1年前と比べた家計状況を示す指数や今後1年間の家計見通しを示す指数も低下した。
さて総選挙を5月21日となった。ニュースポールの世論調査によると、労働党と保守連合の2党間支持率では、労働党が53%、保守連合が47%と、労働党の優位が続いている。

*NZドル「通貨7位(5位)、株価11位(11位)、中銀は将来の不要な変動を避けるために0.5%利上げ。利上げ後は値を下げる 貿易赤字が弱み」
NZドルは先週の5位から7位へ下落。対ドルでは3週連続陰線となった。中銀は先週、政策金利を0.50%引き上げ、1.50%とした。4会合連続の引き上げで、政策金利は2019年6月以来の水準となった。
中銀は「高まるインフレ期待を回避し、将来の生産や為替レート、金利の不必要な変動を最小限に抑えるため、このタイミングで政策金利を大幅に引き上げることに合意した」とした。今後の経済見通しについては「家計や企業のバランスシートの強さや、政府の財政支援、好調な輸出に支えられて、経済は底堅さを維持している。ただ労働力不足は深刻化しており、生活費の上昇は家計支出に圧力をかけている」として、消費者物価は2022年上半期に7%に達するとの見通しを示した。今週の1Q消費者物価予想も7.1%となっている。
ウクライナ紛争での農産物価格の上昇で農業国のNZドルも買われたが、ここ最近の乳製品価格などの価格は下落している。鉱産物価格が上昇している資源国程の強さはない。貿易赤字も続いている。対円で86円が重い感じだ。尚、今週は日本・NZ外交樹立70周年でアーダーン首相とビジネスリーダーが来日する。NZ製品の売り込みもあろう。

テクニカル分析

*ドル円「11日連続陰線後、6週連続陽線」
日足、11日連続陽線。ボリバン2σ上限に近づく。4月14日-15日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線上向き。
週足、6週連続陽線。3月28日週の長い上ヒゲを上抜く。ボリバン2σと3σ上限の間に位置する。4月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。
月足、ボリバン3σ上限を越える上昇。5か月線から反発。1月-3月の上昇ラインがサポート。1月-2月の下降ラインを上抜く。3月は上ヒゲが長くなったが4月はその上ヒゲを上抜く。雲の上。
年足、2021年は6年ぶり陽線。今年もここまで陽線。2016年-20年の下降ラインを上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。15年-21年の下降ラインを上抜く。

*ユーロドル「ボリバン2σ下限で低迷」
日足、ボリバン2σ上限から2σ下限まで下落。4月14日-15日の下降ラインが上値抵抗。4月14日-15日の上昇ラインがサポート。5日線、20日線下向き。
週足、ボリバン3σ下限から反発もボリバン中位以上は維持できず下落。現在ボリバン2σ下限。4月4日週-11日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線下向き。
月足、1月、2月は雲の上に出きれず、3月急落。ボリバン3σ下限で下げ止まり反発も4月は再び2σ下限を下抜く。2月-3月の下降ラインが上値抵抗。
年足、20年‐21年の上昇ラインを下抜く。17年-20年の上昇ラインがサポート。14年‐21年の下降ラインが上値抵抗。

*ユーロ円「底堅きも3月28日の年初来高値は上抜けず」
日足、3月28日の年初来高値の137.527からは反落も、134円前半で下げ止まり反発。4月14日-15日の上昇ラインがサポート。3月28日-4月11日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線上向き。
週足、ボリバン3σ下限から反発、一時3σ上限上抜く。雲の上に出る。4月4日週-11日週の上昇ラインがサポート。3月28日週-4月11日週の下降ラインが上値抵抗。
5週線上向き、20週線も上向く。
月足、1月、2月は陰線。2月の長い上ヒゲで3月急落も下ヒゲで急回復。ボリバン2σ上限へ。20年5月-22年3月の上昇ラインがサポート。21年10月-22年2月の下降ラインを上抜く。
年足、2年連続陽線。今年も3月に陽転。14年-21年の下降ラインを上抜く。12年-20年の上昇ラインがサポート。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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