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FX/為替「ドル/円、8連騰かけてFOMCへ」 外為トゥデイ 2022年3月16日号

外為トゥデイ

目次

▼15日(火)の為替相場
(1):RBA理事会議事録公表
(2):上海株安で円全面高
(3):英雇用統計は良好な結果
(4):独ZEWは予想外の低下
(5):米PPIは予想通りに高止まり
(6):米長期金利が上昇しドル買い優勢

▼15日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:FOMC経済・金利見通しとFRB議長会見を注視

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

15日(火)の為替相場

15日(火)の為替相場期間:15日(火)午前6時10分~16日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA理事会議事録公表

豪中銀(RBA)は3月理事会の議事録を公表。「豪州のインフレは勢いを増したが、なおも他の多くの国々より低い。だが、ウクライナでの戦争とそれに伴うエネルギー価格上昇によりインフレ見通しにさらなる不確実性が生じている」「理事会は豪国内のインフレに影響するさまざまな要因がどう推移するか注視しながら、忍耐強くある用意ができている」とした。なお、同時に発表された豪10-12月期住宅価格指数は前期比+4.7%と市場予想(+3.5%)を上回った。

(2):上海株安で円全面高

中国・上海総合株価指数が引けにかけて5.0%安へと下げ幅を拡大。香港・ハンセン指数も5.7%の大幅安となった。中国人民銀行(PBOC)が中期貸出制度(MLF)の金利を引き下げなかった事や、中国国内での新型コロナウイルスの感染拡大が株価の重しになった。これを受けて円が全面的に上昇するとドル/円は118円台を割り込んで反落。豪ドル/円は一時84.60円前後まで下落した。なお、PBOCはこの日の人民元相場の対ドル基準値を1ドル=6.3760元に設定し、元安方向に誘導した。

(3):英雇用統計は良好な結果

英2月失業率は4.4%に低下(前月4.5%)し、同失業保険申請件数は4.81万件減少した。国際労働機関(ILO)基準の11-1月失業率は3.9%に低下(10-12月4.1%)。11-1月の週平均賃金は前年比+4.8%だった(予想+4.6%、10-12月+4.6%)。

(4):独ZEWは予想外の低下

独3月ZEW景況感指数は-39.3と前月の5.0から大幅に低下した。ZEW(ドイツ欧州経済研究センター)は「ウクライナでの戦争とロシアに対する制裁措置がドイツ経済の見通しを著しく損ねている」との見解を示した。また、ユーロ圏1月鉱工業生産は前月比±0.0%と予想通りだった。

(5):米PPIは予想通りに高止まり

米2月生産者物価指数は前年比+10.0%と予想通りに高止まりした(前回+10.0%)。米3月NY連銀製造業景気指数は-11.8となり、予想(+6.4)に反して活動縮小を示すマイナス圏に落ち込んだ。

(6):米長期金利が上昇しドル買い優勢

翌日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表を睨んで米長期金利が上昇。10年債利回りは時間外取引で付けた2.16%前後に並ぶ水準へと持ち直した。これを受けてドル買いが優勢となり、ドル/円は118.40円前後まで上昇したが、朝方に付けた2017年1月以来の高値118.45円前後には届かなかった。ユーロ/円などのクロス円は、ユーロ/ドルなどストレートドルでのドル高の影響で上値が重かった。

15日(火)の株・債券・商品市場

15日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

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本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:FOMC経済・金利見通しとFRB議長会見を注視

昨日のドル/円は7日続伸。5年2カ月ぶりの高値となる118.45円前後へと上昇後は戻り売りに押される場面もあったが、米長期金利が上昇する中でドルの下値は堅く、117.70円前後で下げ止まると118円台を回復した。

本日は、日本時間27時に米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表を控えており、アジア市場から欧州市場にかけては様子見ムードが広がりやすいだろう。FOMCでは25bp(0.25%ポイント)の利上げが確実視されている。焦点は政策金利見通しで示される今後の利上げペースと量的引き締め(QT)を巡る計画となる。27時30分からはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見も行われる。

FOMCの政策スタンスが一層タカ派に傾斜したと受け止められれば、ドル/円は2016年12月高値の118.66円前後を超えて119円台を目指す可能性もあろう。一方、QTの計画公表を先送りするなどして積極的な引き締めに慎重な姿勢を示せば出尽くし売りが強まる事も考えられる。8連騰の成否はFOMC次第と言えるだろう。

注目の経済指標

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