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FX/為替「米長期金利上昇でドル/円にも上昇余地」 外為トゥデイ 2022年2月7日号

外為トゥデイ

目次

▼4日(金)の為替相場
(1):欧州債利回り上昇 欧州株下げ幅拡大
(2):米雇用統計 ドル買い優勢へ

▼4日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:米長期金利と株価動向に注目

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

4日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20220207092236p:plain期間:4日(金)午前7時10分~5日(土)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):欧州債利回り上昇 欧州株下げ幅拡大

独10年債利回りが約3年ぶりに0.20%前後へ上昇するなど、欧州債利回りが上昇する中、欧州株が下げ幅拡大。対豪ドルを中心に円買いが優勢となった。ユーロ/円は欧州中銀(ECB)の利上げ期待に支えられて下値が堅かった。ポンド/円も一時軟化したが、英長期金利が上昇する中で下げ渋った。なお、英中銀(BOE)の金融政策委員会(MPC)メンバーでチーフエコノミストを兼任するピル氏は「今後も金融政策の緩やかな引き締めを見込む」として、BOEが今後数カ月以内に追加利上げに動く公算が大きい事を示唆した。

(2):米雇用統計 ドル買い優勢へ

米1月雇用統計では、非農業部門雇用者数が46.7万人増と予想(12.5万人増)を上回り、前月分も51.0万人増へと大幅に上方修正された(修正前19.9万人増)。失業率は4.0%と前月から0.1%ポイント悪化したが、労働参加率が62.2%に上昇(前月61.9%)した影響と見られる。平均時給は前月比+0.7%、前年比+5.7%と予想(+0.5%、+5.2%)を上回る伸びを記録した。これを受けて米長期金利が上昇する中、ドル買いが優勢となった。なお、米2年債利回りは約2年ぶりに1.32%前後へ上昇、10年債利回りは約2年2カ月ぶりに1.93%前後へと上昇した。

4日(金)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:米長期金利と株価動向に注目

4日のドル/円は終値ベースで約0.2%上昇。米1月雇用統計で非農業部門雇用者数や平均時給が予想を上回った事を受けて一時115.43円前後まで上値を伸ばした。米連邦公開市場委員会(FOMC)が昨年12月に示した「2022年中に3回」の見通しを大幅に上回るペースで利上げが行われるとの観測が高まり、米長期金利の上昇とともにドル買いが強まった。

今週は、米国債市場で四半期定例入札(計1100億ドル)が行われる他、米1月消費者物価指数(CPI)の発表を10日に控えている事から、米長期金利は上昇しやすい地合いが続きそうだ。米長期金利と連動する傾向が強いドル/円も上値を試す流れが見込めよう。

1月28日に付けた115.68円前後を超えれば、1月7日以来の116円台回復が視野に入るだろう。ただ、世界的な長期金利の上昇を嫌気した株価の調整が長引くようならドル/円の上値を抑える可能性もある。本日は、米長期金利とともに主要国の株価動向にも注目したい。

注目の経済指標

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注目のイベント

f:id:gaitamesk:20220207075234p:plain※時間は日本時間での表示になります。
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