目次
▼18日(木)の為替相場
(1):中国政府の発言 NY原油先物1カ月半ぶり安値水準へ
(2):日本政府 経済対策55.7兆円
(3):米新規失業保険 7週連続減少
(4):長期インフレ期待について発言
18日(木)の為替相場
期間:18日(木)午前7時10分~19日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):中国政府の発言 NY原油先物1カ月半ぶり安値水準へ
中国政府が「石油備蓄の放出に向けて取り組んでいる」と発表した事で時間外取引のNY原油先物(WTI)が約1カ月半ぶりに1バレル=77ドル台へと下落。これを受けて資源国通貨の豪ドルが売られた一方、原油輸入国通貨の円が買われた。
(2):日本政府 経済対策55.7兆円
翌日に日本政府が発表する経済対策の規模が55.7兆円に上ると報じられると、日経平均株価が一時プラス圏を回復。これを受けて為替市場では一時円売りが優勢となった。なお、事前報道では経済対策の規模は40兆円前後とされていた。
(3):米新規失業保険 7週連続減少
米新規失業保険申請件数は26.8万件と予想(26.0万件)ほどには改善しなかったが、7週連続で減少。米11月フィラデルフィア連銀景況指数は39.0と市場予想(24.0)を上回った。
(4):長期インフレ期待について発言
ウィリアムズNY連銀総裁は「米国の長期インフレ期待はかなり上昇した」とした上で「長期インフレ期待のさらなる大幅上昇は望ましくない」と述べた。WTIの反発も相まって、ドル/円は米長期金利の上昇とともに114.49円前後まで強含んだ。しかし、米国株が一時下げ幅を拡大した事でクロス円が下落するとドル/円も反落した。なお、米国株や米国債はその後、押し目買いなどに支えられて上昇に転じた。S&P500指数やナスダック指数の反発(終値ベースで過去最高値)でクロス円は持ち直したが、米長期金利が再び低下する中でドル/円の戻りは鈍かった。
18日(木)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:114円台前半を中心としたもみ合い
昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%の小幅高。東京市場では113.88円前後へと下落する場面もあったが、原油価格の持ち直しを受けてNY市場で114.49円前後まで反発した。ただ、その後は米長期金利が低下に転じたため伸び悩んだ。
本日は、米連邦準備制度理事会(FRB)議長人事の発表を前に114円台前半中心のもみ合い商状が続きそうだ。FRB議長人事については、仮にハト派色が強いブレイナード理事の議長就任が決まれば、利上げ後ずれ観測に繋がりやすく、一時的にせよドルが下落する公算が大きい。市場はパウエル議長の続投を有力視しているものの、政治が絡む人事だけに決め打ちは難しいところだろう。こうした中では積極的なドル買いは期待しにくい。なお、ホワイトハウスは「感謝祭までにFRB議長人事を決定する」としており、遅くとも来週半ばまで、早ければ今週末にも発表される可能性がある。
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