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米中首脳会談でリスク志向、NY時間は米長期金利上昇からのドル買い

 

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おはようございます。昨日は日差しはなかったものの蒸し暑かったですね。薄くなりつつある髪の毛ですが、耳にかぶってきましたので、久しぶりに散髪に行ってすっきりしました。

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■主要通貨ペアの前日の動き

通貨の強弱

出典:上田ハーローFXの提示レート(Bid)をもとに作成

■三極通貨(ドル、ユーロ、円)

ドル円が109.68円、ユーロ円が129.70円、ユーロドルが1.1824ドルでオープン。
時間外のダウ先が上昇、日経225平均株価も底堅い動きとなったこと、米中首脳の電話会談などで、円売り、ドル売り地合いからロンドン時間序盤にはドル円が109.97円、ユーロ円が130.26円、ユーロドルが1.1850ドルまで上昇しましたが、欧州勢の買いが一巡するとルメール仏経済・財務相「景気は、年末までにパンデミック前の水準に回復する見通し」などの発言があったものの、ユーロは上げ幅を縮小しました。

NY時間には米生産者物価指数(PPI)が前月比+0.7%(市場予想同+0.6%)と僅かながら市場予想を上回ったことで、14日の米消費者物価指数への期待感などから、ドル円は109.94円まで上昇しましたが、110円を前に上値重く推移、ユーロドルは1.1810ドル付近、ユーロ円は129.76円付近へと下落しました。
クローズ:ドル円 109.88円 /ユーロ円 129.79円 /ユーロドル 1.1810ドル。

■他通貨

ポンド円が151.74円、ポンドドルが1.3833ドルでオープン。
本邦株価の上昇、米中首脳の電話会談などを受けてロンドン時間序盤には152.61円、1.3883ドルまで上昇しましたが、NY時間に発表された米生産者物価指数が市場予想から上振れしていたことで、米消費者物価指数への期待感から、米長期金利が上昇、終盤にはポンド円が152円割れ、ポンドドルが1.3830ドル付近まで「往って来い」となりました。
クローズ: ポンド円151.97円 /ポンドドルが1.3829ドル

豪ドル円が80.80円、豪ドル米ドルが0.7363ドルでオープン。東京時間10時過ぎに豪ドル円が80.76円、豪ドル米ドルが0.7359ドルまで下落しましたが、米中首脳電話会談などで市場心理が改善、ロンドン時間午前には81.41円、0.7408ドルの高値を付けました。買い一巡後は上げ幅を縮小、米生産者物価指数の上振れから、米長期金利が上昇、豪ドル米ドルが0.7348ドルまで下落となると、豪ドル円も80.76円まで下落しました。
クローズ:豪ドル円80.80円 /豪ドル米ドル0.7351ドル。

■前日の主な指標結果と発言

・ホワイトハウス:バイデン米大統領と習・中国国家主席が広範囲の戦略的協議を行った。諸問題へのオープンで率直な関与で合意。
・習近平・中国国家主席:様々な方法で頻繁に連絡を取り合うことを双方で合意した。米中関係が正しい方向に戻るように前に進めるべき。
・ホルツマン・オーストリア中銀総裁:経済状況が良好なままであれば、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は来年終了するだろう。市場は緩和策が永遠に続かないのは理解している。米連邦準備理事会(FRB)のテーパリングの見通しが、欧州中央銀行(ECB)にも圧力になっている。
・ドイツ 8月消費者物価指数(CPI)改定値 m/m: 0.0% (予想 0.0%)
・英国 7月月次GDP m/m: 0.1% (予想 0.6%)
・英国 7月鉱工業生産指数 m/m: 1.2% (予想 0.4%)
・英国 7月製造業生産指数 m/m: 0.0% (予想 0.1%)
・英国 7月商品貿易収支(ポンド): -127.06億 (予想 -110.00億)
・英国 7月貿易収支(ポンド): -31.17億 (予想 -16.00億)
・ルメール仏経済・財務相:景気は、年末までにパンデミック前の水準に回復する見通し。
・ノルウェー8月消費者物価指数(CPI) m/m: 0.0% (予想 -0.3%)
・フランス 7月鉱工業生産指数 m/m: 0.3% (予想 0.4%)
・トルコ7月失業率: 12.0% (前回 10.6%)
・メキシコ7月鉱工業生産 m/m: 1.1% (予想 0.3%)
・カナダ 4-6月期設備稼働率: 82.0% (予想 81.2%)
・カナダ 8月新規雇用者数: 9.02万人 (予想 10.00万人)
・カナダ 8月失業率: 7.1% (予想 7.3%)
・米国 8月生産者物価指数(PPI) m/m: 0.7% (予想 0.6%)
・米国 8月卸生産者価指数(除食品・エネルギー) m/m: 0.6% (予想 0.5%)
・メスター米クリーブランド連銀総裁:インフレ予測は今年も高いまま、来年は低下へ。インフレには上向きのリスクが見られる。今年、テーパリングを開始し2022年上期で終了することを支持。
・石油輸出国機構(OPEC)筋:OPECは来週初、2022年の石油需要見通しを下方修正する見込み。
・米国 7月卸売在庫 m/m: 0.6% (予想 0.6%)
・米国 7月卸売売上高 m/m: 2.0% (予想 1.0%)
・セフコビッチ欧州委員会副委員長:EUの包括的な目的は英国と安定した関係を築くこと。EUは北アイルランドの人々に対して揺るぎないコミットメントを持っている。英国とWin-Winの状況を見つけたい。来週、フロスト英・担当交渉官と電話会談する予定。
※m/m = 前月比、q/q = 前期比、y/y = 前年比

■為替

通貨ペア 引値 前日比 前日比(%)
USD/JPY 109.884 0.186 0.17%
EUR/JPY 129.791 0.088 0.07%
GBP/JPY 151.974 0.248 0.16%
AUD/JPY 80.798 -0.005 -0.01%
NZD/JPY 78.135 0.177 0.23%
EUR/USD 1.18102 -0.00127 -0.11%
GBP/USD 1.38293 -0.00023 -0.02%
AUD/USD 0.73510 -0.00131 -0.18%
NZD/USD 0.71084 0.00069 0.10%

source: uedaharlowfx

 

■三極(ドル、ユーロ、円)の1時間足

三極通貨の1時間足

source:uedaharlowfx UHChart
※チャート、文中およびクローズの為替レートは上田ハーローFXでの提示レート(Bid)です。

 

■株価

Index 引値 前日比
日経225 30,381.84 373.65
TOPIX 2,091.65 26.72
CSI300(中国) 5,013.52 43.51
FTSE100(英) 7,029.20 4.99
DAX(独) 15,609.81 -13.34
NYダウ(米) 34,607.72 -271.66
S&P500(米) 4,458.58 -34.70
NASDAQ(米) 15,115.50 -132.75

 

■金利

Country 利回り 前日比
米10年債 1.338 0.041
日本10年債 0.040 0.000
英10年債 0.758 0.022
独10年債 -0.330 0.030

 

■コモディティ価格

Commodities 引値 前日比
NY金(期近) 1,792.10 -7.90
NY原油(期近) 69.72 1.58

source: bloomberg.co.jp (株価、金利、コモディティ価格)

 

■本日の指標発表予定

重要度低08:50 日本 8月国内企業物価指数 m/m
重要度低16:00 トルコ7月経常収支(ドル)
重要度低16:00 トルコ7月鉱工業生産 m/m
重要度低03:00 米国 8月月次財政収支(ドル)

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