目次
▼13日(金)の為替相場
(1):ユーロ圏6月貿易収支 好調
(2):米ミシガン大信頼感悪化 ドル円下落
(3):ドル円下げ幅拡大 クロス円弱含む
13日(金)の為替相場
期間:13日(金)午前6時10分~14日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ユーロ圏6月貿易収支 好調
ユーロ圏6月貿易収支は124億ユーロの黒字となり、黒字額は予想(108億ユーロ)を上回った。季節調整前の収支は181億ユーロの黒字であった。
(2):米ミシガン大信頼感悪化 ドル円下落
米8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は70.2と、市場予想(81.2)を大幅に下回り、2011年12月以来の水準に低下した。これを受けて米長期金利が低下するとドル/円は110円台を割り込んで下落。なお、ミシガン大は消費者信頼感指数の悪化について「主にコロナ禍が間もなく終わるとの期待が打ち砕かれた事による感情的反応を反映したもの」との見解を示した。
(3):ドル円下げ幅拡大 クロス円弱含む
米8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値の悪化を引き金とするドル安の流れが継続。ドル/円は断続的にストップロスを巻き込みながら下げ幅を拡大した。クロス円はストレートドルの上昇にもかかわらずドル/円の下落に連れて弱含んだ。なお、この日の米国株は主要3指数が揃って小幅に上昇した。
13日(金)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:不安定な値動き続く
13日のドル/円は終値ベースで約0.8%下落。東京市場では小動きだったが、欧州市場に入り米長期金利の低下とともにじりじりと軟化。NY市場では米8月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が約10年ぶりの水準に低下した事で110円台を割り込むなど、ドル安に拍車がかかった。NYクローズ間際には109.54円前後まで下値を拡大する場面もあった。なお、ミシガン大は消費者信頼感指数の悪化について「主にコロナ禍が間もなく終わるとの期待が打ち砕かれた事による感情的反応を反映したもの」との見解を示している。
新型コロナ・デルタ変異株の感染拡大への不安と、米連邦準備制度理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)への期待が交錯する中、ドルは不安定な値動きが続きやすいと見られる。夏季休暇シーズンで取引に厚みがないだけに、ドル/円は本日も神経質な相場展開となりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
特になし
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