2021年8月16日
【ドル/円】:戻り売り方針継続。下値抵抗にも注意。
ドル/円は高値圏から陰線が出ており、単体では下値リスクがやや高いものですが、109.50-60の日足の抵抗をかろうじて守って終えており、これを下抜け切れずに反発に転ずる可能性を残しています。 また、これを下抜けた場合でも109.00-10に日足、週足の抵抗が控えており、一気に下抜けるにも無理がありそうです。 一方で、110.10-20超えにやや強い上値抵抗が出来ていることや、先週の上値トライで月足の抵抗である110.50~111.00をクリア出来なかったことから、8/11に付けた110.80が戻り高値であった可能性が生じています。 中期トレンドがまだ強いのでドル急落にも繋がり難いと見ますが、短期トレンドの変化が認められないので今週も基本戦略はドルの戻り売り方針継続とします。但し、111.20超えで終えた場合は短期トレンドが変化します。 今日のドル買いは109.50-60で軽く買って109.20で浅めに撤退です。ドル売りは110.20-30の戻り待ちとします。損切りは110.70で撤退です。 日足の上値抵抗は110.10-20,110.60-70,111.10-20に、下値抵抗は109.50-60,109.00-10,108.50-60にあります。
【ユーロ/円】:上値の重い展開続く。戻り売り方針継続。
ユーロ/円は小幅続落。129.00-10の日足の下値抵抗を守っていますが、上値を切り下げる流れから抜けきれておらず、下値リスクがより高い状態に変わりありません。買いは様子見か129.00-10で押し目買い。損切りは128.50で撤退です。売りは129.60-70で戻り売り。損切りは130.30で撤退です。130.20-30の抵抗を実体ベースで上抜けた場合は日足の形状が改善して上値余地が若干拡がり易くなります。短期トレンドは131.00超えに値を戻せば“ニュートラル”な状態に変化して下値リスクが若干後退します。上値抵抗は129.60-70,129.90-00,130.20-30、131.00-10に、下値抵抗は129.00-10,128.60-70,128.00±10銭にあります。
【ユーロ/ドル】:上値余地が限られる可能性。戻り売り方針変わらず。
ユーロ/ドルは陽線で切り返して上値余地を探る動きに繋げていますが、トレンドがまだ弱く、上値余地が限られる可能性が高いと見られます。一方で1.1700-10の重要ポイントも守っており、これを割り込んで終えるか1.1650割れを見ない限り、売りも慎重に。トレンドが弱いので買いは1日様子見です。売りは1.1800-10で戻り売り。損切りは1.1840で浅めに一旦撤退です。短期トレンドは1.1950-60の抵抗をクリアしない限り変化しません。上値抵抗は1.1800-10,1.1820-30,1.1890-00に、下値抵抗は1.1740-50,1.1710-20にあります。
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