東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に110円台で推移か、米長期金利上昇を意識してドルは下げ渋る可能性」
13日のドル・円は、東京市場では110円29銭から110円43銭まで反発。欧米市場では、110円20銭まで下げた後、110円65銭まで反発し、110円59銭で取引終了。本日14日のドル・円は主に110円台で推移か。米長期金利の上昇を意識してドルは下げ渋る可能性がある。
米労働省が7月13日発表した6月消費者物価指数コア指数は、前月比+0.9%、前年比+4.5%と市場予想を上回る高い伸びを記録した。コア指数の上昇率が前年比で4%を超えたのは1991年12月以来となる。景気回復に伴い旅行関連サービスなどの価格が上昇しているようだ。ただ、市場参加者の間では「直近のインフレ率は米金融当局の想定を超えているが、それだけでは金融緩和策の縮小を早める理由にはならない」との声が聞かれている。一部の市場参加者は「次回7月27-28日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で量的緩和策の縮小などについての議論がさらに進展する可能性がある」と指摘している。インフレ見通しの引き上げにつながる材料が増えた場合、量的緩和策の早期縮小観測は再び強まり、ドルは主要通貨に対して強い動きを見せる可能性がある。
《午前8時現在》 ドル・円: 110.00円-111.00円 110円近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 129.80円-130.80円 129円台後半でユーロ買い興味
豪ドル・円: 82.00円-83.00円 82円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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