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「ドル/円、上値は重いが下値も堅い」 外為トゥデイ 2021年6月28日号

外為トゥデイ

目次

▼25日(金)の為替相場
(1):豪シドニーでロックダウン実施
(2):米PCE発表後にドル売り優勢
(3):ロンフィクでドル買い戻し

▼25日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:上値は重いが下値も堅い

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

25日(金)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210628090916p:plain期間:25日(金)午前6時10分~26日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪シドニーでロックダウン実施

新型コロナ変異株の感染拡大により、豪州・シドニーの4地区で少なくとも1週間のロックダウン(都市封鎖)が敷かれる事になった。ただ、豪ドル相場や豪州株にネガティブな反応は見られなかった。なお、その後ロックダウンは26日からシドニー全域へと拡大され、2週間実施される事になった。

(2):米PCE発表後にドル売り優勢

米5月個人所得は前月比-2.0%(予想-2.5%)、米5月個人消費支出(PCE)は前月比±0.0%(予想+0.4%)であった。米5月PCEデフレーターは前月比+0.4%、前年比+3.9%(予想+0.5%、+3.9%)となった。なお、食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは前年比+3.4%と予想通りであった。PCEデフレーターは米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレ目標である2%を大幅に上回ったものの、おおむね予想通りの伸びに留まった事から発表後に米債利回りが低下。ドルも売りが優勢となり、ドル/円はその後110.50円を一時割り込んだ。

(3):ロンフィクでドル買い戻し

24時のロンドン・フィキシング(値決め)に向けた実需のドル買いが観測されると、短期筋のドル買い戻しを誘発。米債利回りが上昇に転じた事もドルの買い戻しを後押しした。ドル/円は110.80円付近まで反発した一方、クロス円はドル/円の上昇とストレートドルの下落に挟まれて方向感が出にくかった。

25日(金)の株・債券・商品市場

f:id:gaitamesk:20210628075617p:plain

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:上値は重いが下値も堅い

25日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。米5月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)の発表後には110.48円前後まで下落したが、売り一巡後は米長期金利の持ち直しに連れて110.80円台へと値を戻した。ただ、111円台に近付くと戻り売りが入る流れも変わらず、朝方の高値110.98円前後を超えられなかった。

本日は、月末・半期末の6月30日がスポット応当日(決済日)となるため、海外短期筋の動意は鈍ると見られる一方、実需絡みのフローは増加する公算が大きい。ドル/円は「上値は重いが下値も堅い」展開が続くと見るが、ロンドン・フィキシング(24時)の前後などでは急変動に注意が必要だろう。

注目の経済指標

特になし

注目のイベント

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