目次
▼11日(金)の為替相場
(1):英4月鉱工業生産 予想に反し減少
(2):独連銀 経済成長率予測を引き上げ
(3):米ミシガン大信頼感 予想を上回る
(4):米長期金利持ち直しでドル上昇
11日(金)の為替相場
期間:11日(金)午前6時10分~12日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):英4月鉱工業生産 予想に反し減少
英4月鉱工業生産は前月比-1.3%と予想(+1.2%)に反して減少した。一方、英4月貿易収支は109.58億ポンドの赤字となり、赤字額は予想(118.00億ポンド)を下回った。なお、英4月国内総生産(GDP)は前月比+2.3%(予想+2.4%、前月+2.1%)であった。
(2):独連銀 経済成長率予測を引き上げ
ドイツ連銀は、2021年のドイツ経済の成長率予測を+3.7%、2022年を+5.2%に引き上げた(前回予測:+3.0%、+4.5%)。バイトマン総裁は声明で「ドイツ経済は新型コロナ危機を克服しつつある」と表明。「パンデミックの収束は、主に個人消費とコロナ対策に特に大きな影響を受けたサービス部門で、かなりのキャッチアップ効果をもたらすだろう」とした。 その後、オーストリア中銀のホルツマン総裁は「ユーロ圏のインフレ率が3%を超えた場合、欧州中銀(ECB)は金融政策アプローチを見直す必要がある」と発言した。
(3):米ミシガン大信頼感 予想を上回る
米6月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値は86.4と市場予想(84.2)を上回り、前月(82.9)から上昇した。なお、1年先の期待インフレ率は4.0%と、前月の4.6%から低下した。
(4):米長期金利持ち直しでドル上昇
米長期金利の持ち直しなどを背景にドルが上昇。ドル/円は109.80円台へ強含んだ一方、クロス円はストレートドルの下落が重しとなり弱含んだ。
11日(金)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
- ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
- ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
- ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
本日の見通し
ドル/円の見通し:109円台のもみ合い継続
11日のドル/円は、終値ベースで約0.3%上昇。前日の下落を埋める形で反発し、NY市場では109.84円前後まで強含む場面があった。米長期金利の持ち直しや、週末を前にしたポジション調整がドルを押し上げたと見られる。109円台前半の底堅さを確認した格好ではあるが、110円付近の上値の重さも払拭できなかった。
本日も109.30円台を通る20日移動平均線が下値支持となる一方、110.00円前後は上値抵抗になる公算が大きい。市場は、明日から明後日にかけて行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目しており、次第に様子見ムードが広がりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。