東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に105円近辺で推移か、米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きに」
1日のドル・円は、東京市場では104円81銭から104円61銭まで下落。欧米市場では、104円68銭から105円04銭まで上昇し、104円94銭で取引終了。本日2日のドル・円は主に105円近辺で推移か。米長期金利下げ渋りでドルは底堅い動きを維持するとみられる。
報道によると、米議会予算局(CBO)は1日、2021年通年の米国経済は前年比+4.6%成長まで回復するとの見通しを発表した。CBOの発表によると、1月12日までに可決された現行法に基づく予想であり、バイデン新政権の対応や景気刺激策は含まれていないもよう。国内総生産(GDP)の成長率は2022年に+2.9%、2023年は2.2%と予想している。長期的(2026-31年の平均)には、1.7%まで鈍化すると予想している。CBOの予想は、2021-31年の新たな予算見通しのベースになる。また、2021年の平均失業率は5.7%まで低下し、インフレ率は2022年にかけて2.1%まで上昇すると想定している。米経済成長率について市場参加者の間からは、「1-3月期にやや停滞するが、4-6月期以降は持ち直す」との声が聞かれている。ただ、バイデン政権は気候変動問題への対応を優先課題としていることから、「米国経済の成長に直結する政策がすみやかに導入される保証はない」との慎重な見方も出ているようだ。
《午前8時現在》 ドル・円: 104.40円-105.40円 104円台半ばでドル買い興味
ユーロ・円: 126.00円-127.00円 126円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 79.50円-80.50円 79円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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