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ドル・円は戻りの鈍い値動きか、欧州通貨安も米減速懸念で下押し

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は戻りの鈍い値動きか、欧州通貨安も米減速懸念で下押し」

19日の欧米外為市場では、ドル・円は戻りの鈍い値動きを予想したい。英国と欧州連合(EU)との通商協議の不透明感などで、欧州通貨売りが先行する見通し。ただ、米経済指標が低調なら一段の減速への懸念から、ドルの戻りは抑えられそうだ。

欧米で新型コロナウイルスまん延が深刻化し、ワクチン開発期待を背景としたリスク選好ムードを後退させている。米ファイザーはワクチンの臨床試験で実用化に向けた成果を発表したが、米国で感染による死者が25万人を突破。外出制限などの措置が強化されれば経済活動の縮小につながるため、前日のNY株式市場は軟調地合いとなった。また、米長期金利は上昇基調を維持できず、ドル売り要因となった。本日アジア市場でもリスク許容度は低下し、日本株や欧米株価指数の弱含みを手がかりとした円買いが主要通貨を下押しした。

この後の海外市場は欧州通貨の動向が注視される。EU首脳は英国との通商協議の決裂を準備し始めたもようで、ユーロやポンドは買いづらい。また、本日のラガルド欧州中銀(ECB)総裁の議会証言はハト派的な内容が予想され、ユーロ売りの支援要因となる。その際にはドル選好地合いが予想されるが、米国経済も一段の減速が見込まれるなかドル買いは限定的とみられる。小売売上高など主要経済指標は予想外に低調な内容が目立ち、今晩発表のフィラデルフィア連銀製造業景況指数が鈍化すれば株安・金利低下となりドル買いを抑制しよう。

通貨別分析

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