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【ユーロドル】イタリア都市封鎖でもユーロ急伸の謎

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

3月9日(月)ユーロ/ドル

基調
不安定

目先の注目材料
・主要国株価、米独長期金利

イタリア都市封鎖でもユーロ急伸の謎

ユーロ/ドルは、本日の東京市場で一時1.149ドル台に上伸して2019年1月末以来の高値を付ける場面があった。
新型コロナウイルスの感染拡大に原油価格の急落も相まって米10年債利回りが0.40%を割り込むなど米長期金利が低下する中、ドル売り・ユーロ買いが活発化した。
新型コロナウイルスの感染は、発生源の中国を除けばイタリアで最も拡大しており、イタリア北部の14県はウイルス封じ込めのために封鎖された。
原油価格の下落についても、独10年債利回りを過去最低の-0.86%台に押し下げている。
本来ならこれらは、一方的なドル売り・ユーロ買い要因にはなりにくいはずだ。

ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)には、利下げに1%前後の「のりしろ」がある一方、マイナス金利の欧州中銀(ECB)は大幅な利下げには動けないと見られている。
加えて、3月3日時点のシカゴマーカンタイル取引所の通貨先物データによると、ユーロのドルに対するポジションは依然として大幅な売り越しとなっている。
これらに鑑みて、ドルには下落余地がある一方、ユーロの下落余地は小さいとの見方が広がっている。
こうした思惑的なユーロ買い・ドル売りの持続性については、やや割り引いて見る必要があるのかもしれない。
とはいえ、今週12日にECB理事会を控える中、ユーロにはもう一段のショートカバーが入ってもおかしくなさそうだ。

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