目次
▼17日(月)の為替相場
(1):日本10-12月期GDP・1次速報値 5四半期ぶりにマイナス成長
(2):中国中銀 2000億元の資金供給
(3):米アップル社 1-3月期の売上高は会社予想に届かない見通し
▼ドル/円の見通し:
110.00円の攻防を巡って神経質な相場展開に
17日(月)の為替相場
(1):日本10-12月期GDP・1次速報値 5四半期ぶりにマイナス成長
日本10-12月期国内総生産(GDP)・1次速報値は前期比年率-6.3%と、5四半期ぶりにマイナス成長となり、市場予想(-3.8%)を大幅に下回った。
(2):中国中銀 2000億元の資金供給
中国株に連れ高する形で欧州株が寄り付きから上昇。なお、この日中国人民銀行は中期貸出制度(MLF)経由で市中銀行に2000億元の資金供給を実施。新型コロナウイルスによる経済への影響を和らげるため、MLF資金の金利も3.15%に引き下げた。こうした中国当局の市場サポートや、ユーロ安を受けてドイツDAX指数は史上最高値を更新した。
(3):米アップル社 1-3月期の売上高は会社予想に届かない見通し
米国がプレジデンツデーの祝日でNY株式・債券市場が休場となり、為替市場は閑散取引となった。ただ、クローズ間際には米アップル社が、新型コロナウイルスが中国の生産と需要の両面に影響しているとして「1-3月期の売上高は会社予想に届かない見通し」だと発表すると小幅に円が買われた。
17日(月)の株・債権・商品市場&外為注文情報
ドル/円の見通し:
110.00円の攻防を巡って神経質な相場展開に
昨日のドル/円は、109.70-90円台の狭いレンジの中で小競り合いが続き、終値ベースではほぼ横ばいであった。米アップル社が新型コロナウイルスの影響で1-3月期の売上高は会社予想に届かない見通しと発表するなど、プレジデンツデーで祝日の米国からは気になるニュースも伝わっている。
本日も市場の関心は新型ウイルスに注がれており、ドル/円は節目の110.00円の攻防を巡って神経質な相場展開が続きそうだ。本日発表される独2月ZEW景況感調査や米2月NY連銀製造業景気指数に新型ウイルスの影響がどの程度滲むのか注目したい。