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ドル・円は伸び悩みか、米利下げ休止を好感も今後の政治圧力に警戒

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米利下げ休止を好感も今後の政治圧力に警戒」
 29日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米国の利下げ休止の公算で、ドル買い先行の見通し。ただ、トランプ政権の利下げ圧力が警戒され、次回以降の政策を模索しつつ過度なドル買いは抑制されそうだ。
 28-29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、前日は米10年債利回りの失速によりドル売りに振れる場面があった。一方、NY株式市場でナスダックが序盤から持ち直す展開となり、リスク回避の円買いは後退。ユーロ・ドルは1.0420ドル台で下げ渋り、ドル・円は155円70銭付近で伸び悩んだ。本日アジア市場は中国・香港市場の休場で薄商いのなか、米金利が小幅低下するとドル売りに振れドル・円は一時155円まで下げた。この後の海外市場は米金融政策が焦点。連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)での討議を踏まえ、現行の政策を維持する公算。それを受けドル買い地合いが予想されるが、市場はすでに織り込み済みでドル買いは限定的となりそうだ。注目は今後の政策方針で、トランプ政権の利下げ要請により緩和方向への圧力がかかりやすい。そのため米金利の一段高は抑制されれば、ドル・円は引き続き156円台で上値が重くなるだろう。




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