このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平
動画でチャートを解説
上下どちらに方向感が出るかで大きく相場の様相が変わる状況
■メキシコペソ円の状況
- 週足チャートでは52週移動平均線と26週移動平均線に挟まれたレンジ相場が続いている
- RSIも50ラインで横ばい推移しており、上値の重さが目立つ
■注目ポイント
- 52週線やフィボナッチ38.2%水準を下抜けるかどうかが焦点
- 下抜けた場合は、8.60円割れを試す可能性も
- 一方で26週線を上抜けば、9.00円への回復期待が高まる
■今後の展望
- 上下どちらに方向感が出るかで大きく相場の様相が変わる
- 上値に重さが残る中、押し目買いの機会を検討する必要がある
■投資手法
- 長期的にはドルコスト平均法によるスワップポイント狙いが有効
- 短期的には8.60円台を見極める必要がある
■まとめ
- メキシコペソ円は当面レンジ相場が続く見込み
- 8.60円台の下値サポートが重要
- 上抜けられるかどうかで方向性が変わってくる
- 長期投資家は値動きリスクの軽減を図るべき
メキシコペソ円は8.60-8.80円台のレンジ相場が続く展開が予想されます。上値が重たい中で、下値サポートの維持が焦点となっています。長期投資家は値動きの分散を心がけ、短期トレーダーは8.60円台の動向を見定める必要がある状況と言えます。
メキシコペソ/円 日足チャート
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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