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ドル円午前の為替予想、152円乗せは来週へ持ち越し?中東リスクが米雇用統計の感応度を下げる 2024/4/5


午前の為替予想は… 152円乗せは来週へ持ち越し?中東リスクが米雇用統計の感応度を下げる

作成日時 :2024年4月5日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

150.600-151.900円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は中東情勢を巡る懸念からNY市場で151円台前半へと反落した。イランはシリアの同国大使館を攻撃したのはイスラエルだと主張し報復を宣言。一方、イスラエルのネタニヤフ首相はイスラエルに危害を加えようとする勢力を痛めつけると発言した。これを受けて米国株が下げ幅を拡大し米国債利回りが低下する中、円を買い戻す動きが強まると一時151.12円前後まで下落した。
本日も中東を巡る地政学リスクの高まりに警戒が必要となりそうだ。ただ、中東情勢の緊張による原油価格の上昇は日本の貿易赤字を拡大させるため潜在的な円売り要因だろう。加えて、地政学リスクの高まりは基軸通貨であるドルの需要を高めるはずだ。中東問題によるドル売り・円買いはキャリー取引の解消に向けた一時的な動きと見ている。他方、市場の関心が一時的にせよ中東問題に向かったことで、ドル/円は本日の米3月雇用統計に対する感応度が鈍りそうだ。週末を前に積極的な売買は手控えられる可能性があることから、34年ぶりの152円台への上伸も来週以降に持ち越しになる公算が大きくなったと言えるだろう。

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外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト 神田卓也
外為どっとコム総合研究所 シニア為替アナリスト
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年から外国為替市場に携わる為替アナリスト。証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社し、ドル/円スポット、資金(デポジット)、金利デリバティブなど国際金融商品の取引仲介業務を担当。2009年7月、外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・金融市場の調査・分析に従事。2011年12月より現職。
30年以上にわたる市場経験をもとに、個人FX投資家向けの相場解説・情報発信を行う。テレビ東京「Newsモーニングサテライト(モーサテ)」への出演をはじめ、NHK、日経CNBC、ストックボイスTV、ニッポン放送など、テレビ・ラジオ・新聞・WEBメディアへの出演・取材・コメント実績多数。