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【見通し】今日の株式見通し-軟調か ダウ平均は終盤に崩れて500ドルを超える下落

東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は530ドル安の38596ドルで取引を終えた。中盤までは堅調に推移しており、300ドル近く上昇する場面もあった。しかし、終盤に失速してマイナス転換から下げ幅を広げて安値圏で終了。インフレが長引くなら利下げが不要かもしれないとミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が発言したことが伝わり、センチメントが急速に悪化した。地政学リスクの高まりから原油価格が上昇基調を強めたことも警戒売りを誘った。ドル円は足元151円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて700円安の39120円、ドル建てが660円安の39160円で取引を終えた。

 米国株の急落を受けてCME225先物も大幅下振れスタートを示唆しており、日本株は売りに押される展開を予想する。カシュカリ総裁の発言を受けても米10年債利回りは低下しており、債券市場が神経質に反応しているわけではないが、米国の利下げに対する期待が大きく後退する中、グロース株には厳しい流れとなるだろう。本日発表の米3月雇用統計を見極めたい状況ではあり、水準を切り下げて始まった後、さらに売り込む動きは限られるとみる。ただ、4月に入って荒い動きが続いており、このタイミングでの押し目買いは期待しづらい。場中はマイナス圏で方向に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは39000円-39450円。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ