
米国株の急落を受けてCME225先物も大幅下振れスタートを示唆しており、日本株は売りに押される展開を予想する。カシュカリ総裁の発言を受けても米10年債利回りは低下しており、債券市場が神経質に反応しているわけではないが、米国の利下げに対する期待が大きく後退する中、グロース株には厳しい流れとなるだろう。本日発表の米3月雇用統計を見極めたい状況ではあり、水準を切り下げて始まった後、さらに売り込む動きは限られるとみる。ただ、4月に入って荒い動きが続いており、このタイミングでの押し目買いは期待しづらい。場中はマイナス圏で方向に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは39000円-39450円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ