豪ドル/円今日の見通し「中国の景気回復が下支え要因となるか？」2024/4/1

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場はイースターの祝日（グッドフライデー）のため、祝日休場だった（3月29日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・3月27日に発表された豪2月月次消費者物価指数（CPI）は前年比+3.4%で前月から横ばいだった。1月31日に発表された豪10‐12月期CPIは前年比+4.1%となり、前四半期（+5.4%）から鈍化した。

・3月21日発表の豪2月雇用統計は、雇用者数が市場予想（4.00万人増）を大幅に上回る11.65万人の増加だった。失業率は3.7％へ改善（前回：4.1%）、労働参加率は66.7%だった。

・3月19日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

中国の景気回復が下支え要因となるか？

本日はイースターマンデーでオセアニアや欧州勢は祝日休場。
31日（日）に発表された中国3月製造業PMI（中国国家統計局集計）が50.8と市場予想（50.1）を上回った。中国製造業PMIが好不況の境目となる50.0を上回ったのは昨年9月以来6カ月ぶりだ。
本日は中国3月財新製造業購買担当者景気指数（PMI）が発表される。民間調査会社S&Pグローバルが集計する同指標は東海岸の中小企業を中心に調査されている。市場は前月（50.9）から改善して51.0になると予想している。前日の中国製造業PMIの好結果もあるため、市場予想を上回る結果となれば「中国の景気が底入れした」との見方から、中国と交易関係の強い豪ドルにとっては支援材料となりそうだ。

想定される個別シナリオ

■中国3月財新製造業PMIが予想を上回る
⇒中国の製造業が好転している
⇒中国の資源需要が増加する
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは買われる

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国3月財新製造業PMI
米3月ISM製造業景況指数

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。30日の2時に豪ドル/米ドルのRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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