読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ポンド/円 今日の見通し 「本日16:00 英10-12月期GDP発表! 英経済はリセッション入りを免れるか?」FXトレード戦略 2024/2/15

 

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日16:00 英10-12月期GDP発表!
・1月12日に発表された英11月月次国内総生産(GDP、前月比)は+0.3%となり、市場予想(+0.2%)や前月(-0.3%)を上回った。
11月10日に発表された英7-9月期GDP(速報値)は前期比±0.0%となり市場予想(-0.1%)を上回ったが、前期(+0.2%)から減速した。

・英1月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.0%と前月(+4.0%)から横ばい。CPIコアも前月から横ばいの+5.1%だったが、ともに市場予想(+4.1%、+5.2%)を下回った(2月14日)。

・2月13日に発表された英1月失業率は4.0%で前回(4.0%)から横ばい。10-12月週平均賃金(除賞与)は前年比+6.2%と予想(+6.0%)ほど前月(+6.7%)から低下しなかった。

・2月1日の会合でイングランド中銀(BOE)は政策金利を5.25%で据え置いた。据え置きは3会合連続。金融政策委員会(MPC)メンバーの9人中6人が据え置きを支持、2名が0.25%利上げ、1名が0.25%利下げを支持した。

・英1月製造業購買担当者景気指数(PMI)と1月サービス業PMIの速報値はそれぞれ47.3、53.8となり、前月(46.2、53.4)から改善となった。(1月24日)

今日のポンド(GBP)トレード メインシナリオ

英10-12月期GDP発表! 英経済はリセッション入りを免れるか?

本日は英10-12月期GDPが発表される。市場予想は前期比‐0.1%だ。英国の7-9月期GDPが-0.1%だったため、仮に市場予想通りとなれば2期連続のマイナス成長となるため、定義上テクニカルリセッションとなる。英国の月次GDPを見ると10月、11月はそれぞれ(-0.3%、+0.3%)でほぼ横ばい(12月分は本日発表)だ。ただ、英国のGDPの6割を占める個人消費を見ると、10~12月の小売売上高はそれぞれ前月比で-0.3%、+1.3%、-3.2%だった。11月はブラックフライデーなどのセールイベントがあるため、その前月(買い控え)と翌月(11月に買い溜め)に影響が出ることは致し方ない。しかし、それでも個人消費が弱すぎる印象は否めない。英国の賃金上昇率は昨年の7月頃にインフレ率を上抜いた(賃金上昇率は3カ月平均なので、単月毎のCPIと単純比較が出来ない)。それでも消費が弱いということは、それまでの高インフレ、高金利の影響で英国の家計が相当なダメージを負っているためだと予想できる。高金利は今でも続いている。本日発表の英10-12月期GDPが市場予想を下回るようなら、英経済の減速による利下げを催促する形で英金利が低下しポンドも相応に売りで反応しそうだ。

他方で、本日は米1月小売売上高が発表される。市場の最大の関心は米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期である。そのため、米1月小売売上高の結果がポンド/円やポンド/米ドル相場にも影響を与える可能性があるため注意しておきたい。

想定される個別シナリオ

■英10-12月期GDPが予想を下回る
⇒英国経済はリセッション入り
⇒経済を支えるため、BOEに対する利下げ期待が強まる
⇒ポンドは売られる

ポンド/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

16:00 英10-12月期GDP
22:30 米1月小売売上高

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は曇り空に太陽が除き、ポンド/米ドルは曇り。11時にポンド/米ドルのストキャスティクスで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

経済指標カレンダーはコチラ

www.gaitame.com

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。