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豪ドル/円 今日の見通し「RBA議事要旨で今後の姿勢を確認 ドル円の下落には要注意!」2023/11/21

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は続伸。前日同様に「石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成されるOPECプラスによる減産幅拡大の可能性」が買い材料となった。終値は前営業日比+1.71ドルの1バレル=77.60ドル(11月20日)。

・11月16日発表の豪10月雇用統計は、雇用者数が市場予想(2.40万人増)を大幅に上回る5.50万人の増加だった。失業率は3.7%へ上昇、労働参加率は67.0%へ上昇した。

・11月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%へ0.25%の利上げを実施した。

・10月25日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+5.4%となり、前四半期(+6.0%)から鈍化した。豪9月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.6%(前月+5.2%)だった。

今日のメインシナリオは

RBA議事要旨で今後の姿勢を確認 ドル円の下落には要注意!

本日は11月7日に開催されたRBA理事会の議事要旨が公表される。RBAはこの会合で5会合振りとなる0.25%の利上げを実施した。一方で、声明内のフォワードガイダンスでは「金融政策のさらなる引き締めの可能性はデータ次第」とし、これまでのフォワードガイダンスに示されていた『いくらかの引き締め』からトーンダウンした印象だった。本日公表の議事要旨ではRBAの追加利上げに対する姿勢を確認することになる。仮に市場が「11月7日の声明内容ほどRBAはハト派に傾いていない」と見た場合には、豪ドルには一定の買い圧力がかかりそうだ。
その他では、米感謝祭を前に米ドル/円に急ピッチで円買い調整が持ち込まれている。本日もこの流れが続くようであれば、豪ドル/円は米ドル/円の下落に連れそうだ。

この先の個別相場変動

■RBAが市場の予想したほどハト派に傾いていなかった
⇒RBAの追加利上げの可能性が若干高まる
⇒豪ドルは買われる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

RBA議事要旨
米ドル/円の動向
日米株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に太陽が覗き、豪ドル/米ドルは雨。3時に豪ドル/円のボリンジャーバンドで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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