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FX/為替「米雇用統計、NFPは大幅上昇もFRBに次回利上げの時間的猶予与える」米国雇用統計のふりかえり 2023年6月号 By 外為どっとコム総研

米雇用統計ふりかえり

執筆日時:2023年6月5日15時00分
執筆者  :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人

USDJPY15分チャート
※チャート:ドル/円-15分足
 外為どっとコム「ネオチャート

米雇用統計、NFPは大幅上昇もFRBに次回利上げの時間的猶予与える

6月2日、米労働省が発表した5月の非農業部門雇用者数(NFP)は33.9万人増と、市場予想(19.5万人)を上回る伸びを示しました。前月からの上昇幅は2020年4月以来の大きさでした。また、失業率は3.4%から3.7%へ悪化し、時間給は前月比で0.3%と前の月の0.4%から伸びが鈍化しました。また、週平均労働時間は34.3時間へ若干低下しました。

雇用者数の伸びは大きく、まだ労働市場のひっ迫傾向はなくなっていないものの、時間給の動向からはインフレが落ち着きつつある兆候が確認できたほか、労働時間の減少傾向から需要鈍化が懸念されるなど、強弱入り交じる内容で判断は難しかったようです。ただし、全体的には米金融当局が利上げを休止する根拠が増えた格好と言え、市場ではFRBが6月の利上げをスキップして、7月に利上げを実施するとの見方が優勢になりました。

138.90円付近だった米ドル/円は、NFPの上振れを受けて139.40円台まで上昇後に、時間給の物足りなさから138.70円台まで押し戻されたものの、その後は米長期金利の上昇を受けてNY終盤に140.072円まで上昇幅を広げました。ダウ平均は米利上げのペースダウン観測や、米上院での債務上限停止法案の可決を好感して、701.19ドル高い33,762.76ドルで取引を終えました。

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米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)

 
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