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ドル円相場5/29週振り返り 乱高下しつつドル安進む

ドル円 乱高下しつつドル安進む

今週初めのドル円は先週末の上昇の流れを引き継ぎ、140円台後半へと上昇しながらスタートしました。

ドル円は先週末に米債務上限問題をめぐってバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が合意したとの報道を受けて上昇し、週明けの29日(月)朝には一時140.92円前後までドル高が進みました。

その後140円台前半へと反落しましたが、30日(火)午後には米長期金利の上昇などを背景に一時昨年11月23日以来の高値となる140.93円前後まで上昇しました。

しかし直後に財務省・金融庁・日銀が臨時の情報交換会合を行うことが伝わると、為替介入への警戒感から円を買い戻す動きが強まり、ドル円は下落基調となりました。

週後半は米4月JOLTS求人件数の予想上振れや米債務上限問題の進展を受けて一時的に上昇する場面がありつつも、米FRB高官の利上げ見送りを支持する発言や米指標の低調な結果を背景にドル安が進み、1日(木)夜には一時138円台前半まで下値を拡大しました。

今週のドル円は米FRBによる利上げの見通しが不透明な中、米指標や債務上限問題をめぐる続報を受けて乱高下しつつ、ドル安が進む展開となりました。

市場では今月13日から開かれる米FOMCで追加の利上げが行われるかどうかが焦点となっており、米指標への注目度が高まっています。来週は米FRB高官による金融政策に関する発言が禁じられる期間となるため、普段以上に米指標や米長期金利の動向が注目される一週間となりそうです。

 
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