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ドル/円、一時134円台へ この後、米3月CPI発表

ドル/円、132円台から切り返し底堅い展開

11日のドル円は、一時133円を割り込むも、すぐに切り返す展開。
東京市場では、10日の大幅な上昇の反動でドル売り調整が入り133.25円前後まで下落するも仲値公示にかけてドルが買い戻され133.69円前後まで戻しました。その後は伸び悩み、じりじりと上値を切り下げる中、欧州勢参入後はドル売りが加速し、一時132.98円前後まで弱含みました。

NY市場では、ウィリアムズNY連銀総裁の「年内あと1回の利上げと、その後の休止という見通しは理に適う出発点だが、行方は今後の指標次第」との発言が伝わった。また、「データは一貫して強く、インフレは非常に高いまま」と述べています。その後は、米10年債利回りの上昇に伴いドル/円は133.80円前後まで強含みました。

ドル/円、一時134円を突破するも米3月CPI待ちムードで伸び悩む

東京市場のドル/円は一時134円台へと上昇。米長期金利の上昇を受けてドル買い・円売りが強まると134.05円前後まで上伸して3月15日以来の高値を付けました。ただ、その後は米3月消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとのムードが広がり、133円台後半へとやや値位置を下げており、欧州時間に入っても様子見ムードは変わらず、133円台後半でもみ合う展開が続いています。

米3月CPIの市場予想は前年比+5.1%、コア・前年比+5.6%(前回+6.0%、+5.5%)となっており、コアCPIの伸びが加速すると見られています。仮に市場予想よりも上振れる結果となれば次回会合での利上げ継続観測が高まりドル/円は134円台を再び突破してくるでしょう。一方で下振れる結果となれば利上げ停止の思惑から、ひとまずドル売りが強まりそうです。

なお、ドル/円をテクニカル分析で見ると、10、20、80日移動平均線が上向きとなり反発基調が継続していますが、ダブルボトムのネックラインを抵抗に伸び悩んでいます。ネックラインから134円前後が抵抗ゾーンとなっており、しっかり上抜けられれば135円を視野に入れた展開が考えられる一方で、反落すれば133円を割る可能性もあります。

この後の経済イベント

4/12(水)
21:30 米3月消費者物価指数
22:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁講演
23:30 EIA週間原油在庫統計
25:00 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
26:00 米10年債入札(320億ドル)
27:00 米3月財政収支
27:00 FOMC議事録
----- G20財務相・中央銀行総裁会議(~13日)

今日の注目トピック

本日の金価格が1gあたり9,535円と2日連続で過去最高値を更新しています。金は、経済や政治の不安定化などから安全資産として需要が高まります。また、インフレが進行すれば通貨価値が下がるため現物資産である金が買われやすくなります。現状、世界各地でインフレへの懸念が収まっておらず、ウクライナ問題への先行きが見えない中、金は買われやすい状況が続いていることから大台の1万円に到達するのか注目です。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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