読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

トルコリラ円見通し|米イラン戦闘終結でリラ買いで良い?|日銀・FOMC週、ドル円160円台が効く【2026年6月16日】

 

トルコリラ円相場、リラ防衛に不安 2026年6月2日

トルコリラ円見通し2026年6月16日~6月23日週

作成日時:2026年6月16日10時00分

今週のトルコリラ円は、単純に「リラが弱いから下がる」とも、「ドル円が高いから支えられる」とも言い切りにくい局面です。リラ自体には高インフレと輸入コストの重さが残る一方、ドル円が160円前後で推移すれば、トルコリラ円の下値は支えられやすくなります。

今週の想定レンジを3.38円~3.50円と見ています。ただし、これは一つの見方です。市場でも、リラ安を重く見るか、円安による下支えを重く見るかで判断が分かれやすい週です。

今後1週間の予想レンジ:3.38円~3.50円

トルコリラ自体には、まだ上値の重さが残る

トルコ中央銀行(TCMB)は2026年6月11日、政策金利である1週間物レポ金利を37.00%に据え置きました。翌日物貸出金利は40.00%、翌日物借入金利は35.50%で維持されました。声明では、エネルギー価格や地政学リスクがインフレ見通しに与える影響を注視するとしています。

つまりTCMBは、利下げを急ぐよりも、高金利を維持してリラ安と物価上昇を抑えたい姿勢です。ただ、金利が高いからといってリラがすぐに買われるわけではありません。市場は「この高金利が続くのか」「物価上昇が本当に落ち着くのか」を見ています。

インフレ面では、2026年6月5日発表の5月消費者物価指数(CPI)が前月比+1.71%、前年比+32.61%でした。4月は前月比+4.18%、前年比+32.37%でしたので、月次の伸びは鈍りましたが、前年比では小幅に上昇しています。リラ安が進むと、輸入品やエネルギー価格を通じてCPIに上乗せされやすいため、リラの反発力はまだ強くありません

政治リスクと要人発言も、リラの重し

トルコリラの弱さは、インフレや金利だけでは説明しきれません。トルコでは、エルドアン大統領の政策姿勢、野党への司法判断、早期選挙観測などが強まると、海外投資家がリラ資産に慎重になりやすい構造があります。政策金利が高くても、政治面の不安が残るとリラ買いは続きにくくなります。

2026年6月5日のCPI発表後、シムシェキ財務相は、地政学リスクとエネルギー価格の変動が物価に圧力をかけているものの、当局の対応で影響を抑えているとの趣旨を述べました。政府としてはインフレ低下シナリオを維持したい姿勢です。ただし市場は、実際の原油価格、リラ相場、TCMBの引き締め姿勢がその説明に伴うかを確認しています。

米国・イラン合意とドル円が、下支え要因となる期待も

2026年6月15日、米国とイランは戦闘を終わらせる暫定合意に署名したと報じられ、ホルムズ海峡の再開が見込まれました。ただし、恒久的な停戦はまだ交渉が必要で、合意内容にも不透明さが残ります。

原油価格は合意を受けて下落しており、エネルギー輸入国であるトルコには輸入コスト低下という追い風です。これはリラにとってプラス材料です。

一方、トルコリラ円ではドル円の影響も大きくなります。日本銀行(日銀)は2026年6月15日~16日に金融政策決定会合を開き、6月16日の政策声明は公表時刻未定です。米連邦公開市場委員会(FOMC)は米国時間6月16日~17日に開かれ、経済見通しを伴う会合です。

ドル円が160円台を保てば、トルコリラ円は支えられます。反対に、日銀や日本当局の発言で円高に振れると、トルコリラ円は3.40円方向を試しやすくなります。ここが今週の分岐点です。

トルコリラ円のテクニカル分析、上値も下値も確認が必要

トルコリラ/円 日足(外為どっとコム外貨ネクストネオ)

トルコリラ/円 日足/25日・75日移動平均線/RSI(9日)外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

日足チャートでは、トルコリラ円は3.45円前後で推移し、25日移動平均線は3.46円付近、75日移動平均線は3.52円付近です。現在値は25日移動平均線をやや下回っており、短期の流れはまだ弱めです。

相対力指数(RSI)は9日で37.9です。強い売られすぎとは言えませんが、買いの勢いも十分ではありません。

下値は、直近安値の3.418円前後が最初の重要な節目です。ここを割ると3.40円、さらにレンジ下限の3.38円が意識されます。上値は3.46円付近の25日移動平均線が最初の抵抗線で、抜けても3.48円~3.50円では戻り売りが出やすいです。75日移動平均線の3.52円付近は、今週の想定レンジ外の強い抵抗線です。

プロの視点と、ご自身のシナリオの組み立て方

メインシナリオは、3.38円~3.50円のレンジ内で、上値追いよりも下値確認を重視する展開です。

短期買いを考える場合は、3.42円~3.40円台で下げ止まりを確認できるかが焦点になります。その場合の上値目安は3.46円、強い場合でも3.48円~3.50円です。

一方、戻り売りを考える場合は、3.46円付近、または3.48円~3.50円で上値の重さが出るかを確認したいところです。3.38円割れでは下落が一段進む可能性があるため、買い目線は弱まりやすくなります。

ただし、これはあくまでベースシナリオです。リラ安を重く見るのか、ドル円の下支えを重く見るのかで、取るべき戦略は変わります。ご自身の資金管理や保有期間に合わせて、どの価格帯なら納得して動けるかを先に決めておくことが大切です。

【あなたの見通しは?】

今週のトルコリラ円について、どの見方が近いでしょうか。

  • 上昇寄り
    米国・イラン合意による原油安とドル円の160円台維持を重視し、3.50円方向を試すと見る。
  • 横ばい寄り
    リラ安圧力と円安支援がぶつかり、3.42円~3.48円の範囲で方向感が出にくいと見る。
  • 下落寄り
    リラの弱さや政治リスクを重視し、3.418円前後や3.40円割れを試すと見る。

相場で大事なのは、正解を探すことだけではなく、自分がどの材料を重く見ているのかを言葉にすることです。そこまで整理できれば、記事を読んだだけで終わらず、自分の相場観に一歩近づいています。

トルコリラ円の注文情報

2026/06/16 09:40 現在3.45 - 3.46
Sell Rate Buy
■■■■■ 4.40
■■■ 4.30
■■■■■■■■■■ 4.20
■■■■■■■■■■ 4.10
■■■■■■■■■■ 4.00
■■■■■■■■■■ 3.90
■■■■■■■ 3.80
■■■■■■■■■■ 3.70
■■■■■■■■■■ 3.60
■■■■■■■■■■ 3.50
  3.40  
□□□□□□□□□□ 3.30 ■■■■■■■■■■
□□□□□□□□□□ 3.20 ■■■■■■■
□□□□□□□□□□ 3.10 ■■■■■■■■■
□□□□□□□□□□ 3.00 ■■■■■■■
□□□□□□□□□ 2.90 ■■■■■■■
□□□□ 2.80 ■■■
□□ 2.70 ■■
2.60 ■■
□□□□□□□□□□ 2.50 ■■
2.40
1メモリ=4000Lot
本データは10分おきに再集計され、その約5分後に表示されます。
背景が水色の行は現在レートの位置を表しています。

今後の重要イベント

  • 6月16日(火) 日本 日銀金融政策決定会合・政策声明
  • 6月16日(火) 日本 15:30 内田日銀副総裁会見
  • 6月17日(水) 米国 27:00 FOMC政策金利・声明・経済見通し
  • 6月17日(水) 米国 27:30 FOMC議長記者会見
  • 6月18日(木) トルコ 20:00 TCMB金融政策委員会議事要旨
  • 6月19日(金) 日本 8:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(4月27〜28会合分)

高金利は支えになる一方、リラ安や政治不安も重く、方向感が出にくい場面です。

どれを選んでも構いません。大事なのは、記事を読んで終わりにせず、自分の条件で相場を考えたことです。その一歩が、次の判断を少し冷静にしてくれます。

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

関連レポート



●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。