読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

豪ドル/円 RBA理事会は声明に注目 注目の高金利通貨 3月1日号

f:id:gaitamesk:20190821093810p:plain

執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

豪ドル/円(4時間足)

AUD/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

☆日銀「指値オペ」で金融緩和継続を強調
・原油安で上げ幅縮小
・ウクライナ停戦期待で原油安・ユーロ高・豪ドル安

足元の豪ドル/円は一進一退の展開

23日には一時92.20円台へと上昇しましたが、米国の物価統計が上振れしたことでドルが上昇する中、豪ドル/米ドルの下落につれて91円台へと失速。
その後も、91円台前半では底堅い一方、92円台に乗せると失速する展開が続きました。
28日にも豪1月小売売上高の好結果などから92.10円台に強含みましたが、91円台半ばへ押し戻されて前月比ほぼ横ばいで2月の取引を終えています。
また、3月1日には豪1月消費者物価指数(CPI)が予想以上に鈍化したことで91円台前半へと弱含みましたが、中国2月製造業PMIの好結果で92円台を回復するなど、一進一退の展開が続いています。

注目ポイントはRBA

7日に豪中銀(RBA)が政策金利を発表します。
前回の声明で「今後数カ月の間にさらなる利上げが必要」との見解を示していることから追加利上げの可能性が高いと思われます。
ただ、ロウ総裁が弱めの1月雇用統計を受けて「数週間のうちに経済の全体像の再評価を行う」と述べたことや、1日に発表された豪1月消費者物価指数(CPI)が前年比+7.4%に減速(高水準ながらも)したこと点などを踏まえると利上げ幅は25bp(0.25%ポイント)にとどまる見通しです。
足元の市場はRBAが年内に政策金利を4.25%前後まで引き上げるとの見方に傾いています。
声明で今後の追加利上げに前向きな姿勢を示すかが今回の焦点となりそうです。

来週までの豪ドル/円の見通し

予想レンジ
90.250円~94.000円
基調
方向感模索

来週までの注目ポイント

☆3/7 RBA政策金利
・主要国株価、国際商品価格

「為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|60分足」はこちら

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。